子供の脳の発達に合った習い事の適齢期とは?後悔しない始め時を徹底解説

子供にどんな習い事をさせるべきか、そしていつから始めるのがいいのかって、親としては本当に悩みますよね。

私も息子がまだ2歳のころから「英語は早いうちがいいって聞くし…」「ピアノは何歳からがいいんだろう?」と毎日のように考え込んでしまっていました。

あのころは周りのママ友に何度も相談したり、インターネットや育児本で夜中まで調べたりと試行錯誤の連続でした。

人によって言うことが違ったり、情報が多すぎたりして余計に迷うばかりで、時には「まだ早いかな…」「でも遅れるのも怖いな…」と不安になったものです。

そんな経験を通じて、私自身が感じたのは、子供の脳の発達に合った適齢期を知ることが大切だということ。

そうすることで、無理なく楽しみながら習い事を始められるんです。

今回は、私の失敗談や体験談もたっぷり交えて、どんなふうに考えればいいのかをじっくりお話ししていきますね。

子供の脳の成長に合わせた習い事選びが大切な理由

「早いほうがいい」は本当?脳の発達と習い事の関係

「早いうちに始めたほうが伸びる」というのはよく耳にしますが、実は習い事によってベストタイミングは異なるんです。

脳の発達には“敏感期”と呼ばれる時期があり、その時期に習い始めると自然に身につきやすいと言われています。

この敏感期はスキルや感覚によって異なり、例えば音楽や語学は小さいうちの方が吸収が早いですが、学習系やスポーツ系は少し成長してからの方がスムーズなこともあります。

私は息子を3歳でリトミックに通わせましたが、まだ音楽に興味を持ち始めたばかりの頃で、毎回楽しそうに体を動かしながら音を覚えていく姿に成長を感じました。

そして、家でもリズム遊びをするようになって親子の時間も楽しくなりました。

一方で、無理に早く始めると集中できずに苦手意識がついてしまうこともあって、周りの子でも「やりたくない!」と途中でやめてしまうケースを何度も見てきました。

無理は禁物ですね。

適齢期を逃すと身につきにくいことも

特に語学などの感覚が重要なものは、適齢期を逃してしまうと吸収が遅くなりがちです。

脳が音に敏感な幼児期を過ぎると、耳が慣れにくく発音の真似もしにくくなるんですね。

英語は5~7歳くらいまでに始めると、発音の聞き取りや模倣がしやすい時期です。

実際、友達の子が小学校高学年から英語を始めて「発音が苦手…」と悩んでいたのを見て、早めにスタートさせてよかったと感じました。

そして娘も、幼稚園の頃に始めたことで今では自信をもって話せています。

このタイミングを知っておくだけで、子供の伸び方は大きく変わるものだなあと実感しています。

習い事ごとの脳に合った適齢期

リトミックや音楽系は○歳からが最適

音楽系の習い事は3~6歳がベストです。

幼稚園くらいの時期はリズム感や音感を育てるのにぴったりで、この時期に始めると子供も楽しみながら身につけられます。

うちの子もこの時期にピアノを始め、最初は遊び感覚だったのに、半年くらいで自然に楽譜を見ながら弾けるようになっていました。

その後も家で自分から弾くようになり、発表会でも緊張せず堂々と演奏していて、やっぱり小さいうちに始めてよかったなと思いました。

そして音楽を通じて集中力や表現力も育ったと感じます。

音楽が好きな子は、この時期にぜひ体験してみるといいでしょう。

語学や英会話は臨界期に注意

語学の発音には「臨界期」があり、8歳を過ぎると耳が固くなってしまいがちです。

娘は5歳で英語を始めましたが、先生のネイティブの発音を真似するのが得意で、私も驚くくらいスムーズでした。

毎週レッスンのたびに新しいフレーズを覚えてきて、家でもぬいぐるみ相手に英語で話す姿がかわいらしかったです。

小さい頃に始めることで、耳が育つんだなあと実感しましたし、何より楽しんで取り組んでいる様子を見てこちらまで嬉しくなりました。

スポーツ系は基礎体力や神経発達がカギ

サッカーや体操、バレエなどのスポーツは、神経系が著しく発達する幼児期から小学校中学年くらいまでがいいでしょう。

この時期に動きを覚えると、体の使い方がうまくなり、運動神経が育つだけでなく、怪我をしにくいしなやかな体づくりにもつながります。

私も小さい頃から体操をやっていたおかげで、体が柔らかくバランス感覚がよかったので体育の授業も楽しかったですし、今も運動が好きでいられます。

子供のうちにいろんな動きを経験させておくことで、大人になってからも健康的に過ごせる体になるんですね。

走ったり飛んだりするだけでも立派な準備になるので、遊び感覚で始めてもいいですよ。

学習系は「考える力」が芽生えるタイミングが重要

計算や読み書きなどの学習系は、小学校低学年くらいからがおすすめです。

早すぎるとストレスを感じてしまう子もいるので、まずは家庭でお勉強ごっこをして様子を見るのがいいですよ。

うちではお風呂で数字クイズやしりとりをしていたら、本人が「もっと知りたい!」と言い出して、自然な流れで塾に通い始めました。

無理に机に向かわせるより、遊びの延長で楽しく学べる環境を作ると、「やらされてる」感がなくて続きやすいですし、基礎がしっかりするのであとあと伸びやすいですよ。

親が知っておきたい「適齢期」の落とし穴

早すぎると逆効果になることもある?

親が「早く始めないと!」と焦ると、子供が嫌がったりストレスになったりします。

私も息子を2歳でスイミングに入れたとき、プールサイドで泣き叫ばれてしまい、本人の気持ちがまだ準備できていなかったんだな…と反省しました。

その日は帰ってからもずっと不機嫌で、「どうして無理させちゃったんだろう…」と胸が痛くなったのを覚えています。

周りのママ友にも話してみると、同じような経験をしている人がいて、「子供のタイミングって大事だよね」と励まされ、少し気持ちが軽くなりました。

子供は大人が思う以上に繊細で、自分のペースがあるものなんですよね。

だからこそ無理強いは避けてあげたいと思いました。

子供の「興味・やる気」も尊重しよう

結局は子供が「やってみたい!」と思えるかどうかが一番大切です。

うちはいろんな体験教室に一緒に行って、本人が「これやりたい!」と選んだものを始めるようにしました。

いろんな選択肢の中から自分で選んだ習い事は、自然とやる気も出るし、途中で「行きたくない」と言うことも少なく、親も楽なんですよね。

始めるときに子供とたくさん話して「どうだった?楽しかった?」と感想を聞くと、こちらも気持ちが分かりますし、子供も自分の気持ちを伝える練習になります。

そうして一緒に考えて決めることで、親子の絆も深まっていくなあと感じています。

脳の発達に寄り添った習い事の始め方

無理なく楽しめる環境を整える

いきなり週5回のレッスンなんて、子供も疲れてしまいます。

まずは週1回から、家でもできるような練習を取り入れながら、のんびりと進めるのがおすすめです。

慣れてきたら徐々に回数を増やしたり、自宅での復習を工夫したりして、無理のないリズムを作ると続けやすいですよ。

親も「できなくてもいいや」くらいの気持ちで見守ると、子供ものびのびしますし、成功したときに一緒に喜んであげるとやる気がぐっと高まります。

うちでは週1回にプラスして、家ではゲーム感覚でリズム遊びをすることで、自然に楽しんで取り組めるようになりました。

お試し体験や短期講座で適性を見極める

最近はどの教室も体験や短期コースが用意されているので、活用しない手はありません。

私も娘の英会話は3か所くらい体験してから決めました。

それぞれ雰囲気や先生の教え方が全然違っていて、合うところを見つけてあげると子供も楽しく通えます。

体験のときには親も教室の雰囲気をしっかり見て、子供が楽しんでいるか、無理をしていないか確認するのがおすすめです。

何度か体験しているうちに、子供が「ここがいい!」と自分で選んでくれたのも嬉しかったですね。

まとめ

子供の脳の成長に合わせて習い事のタイミングを選ぶと、無理なく楽しく続けられますし、親も安心して見守れます。

周りと比べて焦るのではなく、「今のうちの子に合っているか」をじっくり見極めるのが大切です。

親子でしっかり話し合いながら決めることで、子供も自分の気持ちを伝える練習になりますし、親も子供の思いに気づけるチャンスになります。

ぜひ子供の「やりたい!」という気持ちを大切にして、温かく応援してあげてくださいね。

習い事は一見ただの趣味やスキルのように見えますが、そこで学んだ経験や達成感、友達との関わりが子供の成長を大きく支えてくれます。

親のサポート次第で、習い事はきっと子供にとってかけがえのない思い出と自信につながりますよ!