お食い初めの準備を進めていると、
「どれくらいお金がかかるの？」
「費用は誰が出すのが普通なの？」
といった疑問が自然と出てきますよね。
特に初めての子育てをしているママさんにとってはわからないことだらけで、周りに聞きづらかったり、ネットで調べても情報がバラバラだったりして、不安になることもあると思います。
せっかくの大切なイベントだからこそ、後悔のないように準備を進めたいという気持ちはよくわかります。
この記事では、お食い初めにかかる費用の目安や、実際には誰が負担するのが一般的なのかといった疑問について、できるだけわかりやすく丁寧にご紹介していきます。
実際に準備を始めると、料理だけでなく器や飾りつけ、記念写真までいろんな選択肢があることに気づくはず。
だからこそ、無理をせず、自分たちのペースで進められるように、費用の見通しを立てておくことが大切です。
この記事を読むことで、今の自分たちに合ったスタイルが見つかり、家族みんなで心から笑顔になれるお祝いになるよう、少しでもお手伝いができたらうれしいです。
お食い初めにかかる費用の相場は？
自宅で手作りの場合の目安金額
ご自宅でお食い初めの料理を手作りする場合は、比較的費用を抑えやすい方法です。
食材や器などをすべて合わせても、3,000円～5,000円程度で収まることが多く、家計への負担を軽くしたいご家庭にはぴったりのスタイルです。
献立には、お赤飯や鯛の塩焼き、煮物、汁物、香の物などが基本となりますが、スーパーで手に入るもので工夫すれば十分立派なお祝い膳になります。
また、特別な器を買い揃えなくても、家にある和食器を組み合わせたり、100円ショップでお祝い向けの小皿やランチョンマットを揃えたりするだけでも雰囲気は十分出せます。
器をレンタルするサービスもありますし、ネットでテンプレートをダウンロードしてメニューカードや飾りを手作りするのもおすすめですよ。
写真を撮る際は、スマホでも十分きれいに撮れますし、無料アプリで加工すればアルバム映えもばっちり。
自宅での手作りは、家族で協力しながら準備する楽しさもあり、思い出作りにもつながりますよ。
仕出し・レストラン利用時の相場
最近では、仕出しのお祝い膳を注文するご家庭も増えてきています。
専門の和食店や料亭、ケータリングサービスでは、お食い初め専用の膳を提供していることもあり、見た目にも華やかで本格的な内容が魅力です。
価格帯は1人あたり3,000円～7,000円ほどで、人数分を揃えるとそれなりの金額になりますが、そのぶんクオリティは高く、来客がある場合にも安心です。
また、お祝いをレストランで行う場合は、コース料理のほかにお食い初め膳がついているプランもあります。
赤ちゃんのための儀式と、家族の食事を一緒に済ませることができるので、段取りが楽になる点でも人気があります。
場所によっては個室が使えるところもあるので、予約の際には事前に確認しておくと安心です。
準備や片付けの手間がないというのは、特に育児中のママやパパにとって大きなメリット。
赤ちゃんに手がかかる時期だからこそ、少しでもラクにお祝いができる方法として、仕出しや外食を上手に取り入れてみてくださいね。
フォトスタジオや記念品なども含めると？
お食い初めのタイミングで、赤ちゃんの記念写真を撮るご家庭も多くなっています。
フォトスタジオで撮影する場合、基本プランで1万円前後から、衣装やアルバムなどを加えると2～3万円になるケースが一般的です。
最近では、お食い初め専用の撮影セットが用意されているスタジオもあり、赤ちゃんをかわいく飾って思い出に残すことができます。
また、命名書や手形足形入りのフレーム、オリジナル絵本などの記念品を作る方も多く、ネットで注文できるものも豊富にあります。
こういったアイテムを加えることで、お祝いの余韻を形に残すことができ、祖父母へのプレゼントにもぴったりです。
これらをすべて合わせると、手作り中心の簡素なスタイルで1万円以下に抑えることも可能ですし、しっかり記念に残したい場合は5万円以上かかることもあります。
家族の考え方や重視したいポイントに合わせて、無理のない範囲でプランを立ててみてくださいね。
誰が費用を負担するのが一般的？
家庭ごとに異なる実情
お食い初めの費用を誰が負担するかについては、実は家庭ごとにかなり違いがあります。
ある家庭では「子どものことは自分たちで責任を持ちたい」という考えからパパママで全額負担するケースもあれば、「せっかくのお祝いだから協力したい」という祖父母の申し出をありがたく受け取る場合もあります。
また、片方の実家だけでなく、両家が折半するようなスタイルをとるところもあり、それぞれの家族の関係性や価値観によってさまざまです。
中には、親戚が多く集まるにぎやかな会にしたいという思いから、費用が高額になる場合もありますが、そういったときには誰が何を負担するかをあらかじめ相談しておくと安心です。
費用だけでなく、準備の手間や会場の手配についても分担できると、よりスムーズにお祝いを進められますよ。
祖父母が出してくれることも多い？
最近は、特に初孫の場合などで、祖父母が率先してお金を出してくれることがよくあります。
「うちの家の伝統だから」「初めてのお祝いごとだからちゃんとしてあげたい」といった思いから、食事代や祝い膳の費用を全面的に負担してくれることも。
さらに、撮影代や衣装代、記念品の費用などについても「せっかくだからこれも出すよ」と申し出てくれることもあり、ありがたい気持ちと同時に少し戸惑ってしまうママさんもいるかもしれません。
でも、そうした申し出は赤ちゃんへの愛情の表れでもあるので、遠慮しすぎずに感謝の気持ちを伝えて受け入れるのも一つの方法ですよ。
ただし、祖父母の援助に甘えすぎてしまうと、後から「やっぱりこうしてほしかった」といったすれ違いが生まれることもあります。
なので、金額や内容については事前に共有し、納得の上で進めていくのが理想的です。
トラブルを避けるための話し合い方
お祝いごとは本来うれしいものですが、お金が絡むと時にデリケートな問題になることもあります。
特に「どこまでお金をかけるのか」「どこで、誰とやるのか」など、価値観の違いからちょっとしたすれ違いが起こりやすい部分です。
トラブルを防ぐためには、まずパートナーとしっかり話し合い、自分たちの理想と現実のバランスを確認しておくことが大切です。
そのうえで、両家の両親には
「ここまでは自分たちで準備する予定で、もし可能であればこれをお願いできると助かります」
といったように、具体的にお願いする形にすると、相手も動きやすくなります。
感謝の気持ちを込めて丁寧に伝えることで、無理なく協力してもらえる雰囲気を作ることができますし、角が立ちにくくなるのもポイントです。
ちょっとした気配りが、円満なお祝いに繋がりますよ。
費用を抑えながらも思い出に残すコツ
おうちでのんびり祝うアイデア
赤ちゃんが主役の行事なので、無理に豪華にしなくても十分気持ちは伝わります。
たとえば、おうちでゆっくりお祝い膳を囲みながら、家族みんなで赤ちゃんの笑顔を見守るだけでも、それだけで温かな時間になります。
写真を撮るときも、スタジオに行かなくても、おうちの自然な雰囲気の中で撮影することで、よりリラックスした表情の思い出が残せますよ。
さらに、赤ちゃんに似合うスタイや、お祝い用に手作りした名前札、小さな花を添えるだけでも、テーブル全体の雰囲気がぐっと華やぎます。
家族で協力して飾り付けをしたり、パパがカメラマンになったりするのも、お祝いをより思い出深いものにしてくれます。
時間に追われず、家族だけのペースでお祝いできるのも、自宅ならではの良さです。
100均アイテムで華やかに演出
最近は100円ショップでも、お祝いに使える和風アイテムやおしゃれな小物が手に入ります。
箸袋や祝い箸、赤ちゃん用のスタイなど、行事にぴったりな小物がそろっていて、低予算でも雰囲気作りがしやすくなっています。
お花の形をしたペーパーナプキンや、桜や鯛のイラストが入った飾りシールなどを使えば、テーブルが一気に華やかに。
また、紙風船や折り紙で簡単な飾りを作って吊るすのもおすすめ。
ガーランドや名札プレートを作るだけで、写真映えもばっちりになります。
100均のクラフトコーナーには、赤ちゃん行事に使える便利アイテムがたくさんあるので、ぜひ事前にチェックしてみてくださいね。
手作りでも十分心のこもったお祝いに
ママやパパの手作り料理や、手描きの名前札など、気持ちを込めて準備したものは何よりも特別な記念になります。
たとえ見た目が少し不格好でも、それがむしろ愛情のこもった温かさとして伝わるんですよね。
料理が得意でなくても、スーパーの惣菜を少しアレンジして盛り付けたり、手書きのカードを添えるだけで、ぐっと特別感が増します。
赤ちゃんへの思いや願いを込めたメッセージを添えるのも素敵なアイデアです。
お祝いのかたちは人それぞれなので、気張らずに「自分たちらしいお祝い」を目指してみてくださいね。
まとめ：無理せず家族の形に合わせて
一番大事なのは「気持ち」
お食い初めは、「これからも元気に育ってほしい」という思いを込めて行う大切な行事です。
華やかな料理や豪華な演出も素敵ですが、いちばん大切なのは、赤ちゃんの成長をみんなで祝うという「気持ち」。
大がかりな準備や高額な費用が必要なわけではなく、身の回りのもので工夫しながら、心を込めてお祝いすることこそが、行事本来の意味につながるんです。
また、お祝いする場所やスタイルも、家族の状況や暮らしに合わせて自由に選べばOK。
たとえ家で質素に行ったとしても、ママやパパが赤ちゃんのことを思いながら準備したごはんや飾りは、なによりの宝物になりますよ。
形式にとらわれすぎず、いまの自分たちにできる形で「気持ちを伝える」ことを大切にしてみてくださいね。
お金より思い出が残るお祝いに
どんな形であっても、「おめでとう」の気持ちがこもっていれば、それがいちばん。
高価な膳や衣装がなくても、家族が笑い合って過ごせる時間こそが、何よりも価値のある思い出になります。
後から写真を見返したとき、「あのとき楽しかったね」「みんなで頑張って準備したよね」と語り合えるような時間こそが、子どもにとっても宝物になるはずです。
記念写真や手作りのアイテム、みんなの笑顔。
そういったひとつひとつの積み重ねが、お金には代えられない思い出として残っていきます。
だからこそ、無理に豪華にしようとせず、自分たちの暮らしや気持ちに合った形で楽しむのが一番なんですね。
無理のない範囲で、自分たちのペースでお祝いを楽しんでくださいね。
たくさんの笑顔と、赤ちゃんへの愛情が詰まった、心温まるお食い初めになりますように。
