「お宮参りって、いつ行くのがいいのかな?」そう思って検索しているあなた、ようこそ。
私もはじめてのお宮参りのとき、カレンダーをにらみながら「春?夏?どうしよう?」って家族会議を何度も開いたんです。
赤ちゃんの体調や気候、写真映え、混雑状況まで…気にすることが多すぎて混乱しますよね。
さらに、祖父母の都合や天候の安定性、着る服の選びやすさなんかも気になって、スケジュールが二転三転…。
初めての行事って、本当にいろんなことが絡み合ってくるんですよね。
でも大丈夫。
このページでは、春夏秋冬それぞれの季節のお宮参りの特徴とメリット・注意点をやさしく丁寧にまとめました。
「人気の時期は?」
「混雑を避けるには?」
「ベストなタイミングはいつ?」
「家族が集まりやすい日はいつ?」
など、さまざまな疑問に一つひとつ寄り添いながら、わかりやすく解説しています。
読み終える頃には、「私たちに合ったベストな時期」がきっと見つかりますよ。
無理せず、自分たちらしく祝えるタイミングを、この記事を通して一緒に見つけていきましょうね。
お宮参りは何月が人気?みんなの傾向と決め方のポイント
春と秋が人気の理由は「気候」と「写真映え」
やっぱり一番人気は春(3~5月)と秋(9~11月)。
この2つの季節は、気温や湿度がちょうどよく、赤ちゃんにとっても外出しやすい環境が整いやすい時期です。
春には桜や新緑といった鮮やかな自然の彩りが広がり、写真にも美しく映えますし、何より「新生活のスタート」とリンクして、お祝いムードが自然と高まります。
秋は秋で、紅葉の色づきや柔らかな日差しが写真に深みを加えてくれます。
落ち着いた雰囲気のなかで静かにお祝いできるのも、この季節ならでは。
晴れの日が多く、風も穏やかで過ごしやすいという点で、春と秋はまさにベストシーズンといえるでしょう。
「〇日目」にこだわらない!最近は自由に決めてOK
かつては「男の子は生後31日目、女の子は33日目」とされていましたが、現代ではその考え方もずいぶんと柔軟になっています。
実際には「生後1ヶ月ごろ」という大まかな目安として受け取る家庭が増えていて、赤ちゃんの状態や家庭の事情を優先して決めることが一般的になりました。
「おじいちゃんおばあちゃんが遠方に住んでいて、その日程には来られない」など、家族の集まりやすさを考えて、2ヶ月目や3ヶ月目に行うケースも増えています。
「〇日目」という伝統を守りたい気持ちももちろん尊重されますが、赤ちゃんが元気で、家族が安心してお祝いできることこそが何よりのポイントです。
赤ちゃんとママの体調を最優先にしよう
お宮参りを予定する時期は、出産から1ヶ月前後。
ママの体調はまだ完全に戻っていないことも多く、赤ちゃんも外出に不慣れで体力も安定していません。
無理をして「とりあえず行こう!」となってしまうと、当日バタバタしてしまって思い出どころじゃなかった…なんてことも。
私自身、長女のお宮参りのときに、母乳トラブルや貧血が重なってしまい、「やっぱり延期しよう」と判断。
結果的に、2週間後ろ倒しにしたおかげで、体調も気持ちも余裕が生まれ、笑顔で写真に写ることができました。
「この日じゃなきゃいけない」は捨てていいんです。
体調が整い、気持ちにも余裕を持てるタイミングでお参りすれば、その一日が“本当に心に残る一日”になりますよ。
春のお宮参り(3~5月)|過ごしやすさと桜ロケーションが魅力
気候が安定していて赤ちゃんにもやさしい
春は気温が20℃前後とちょうどよく、赤ちゃんにも快適な時期。
風も比較的穏やかで、寒すぎず暑すぎず、外での移動も安心です。
強すぎる日差しや寒風の心配が少ないのも、産後のママにとってはありがたいポイント。
まだ体力が万全でない中でも、春のやさしい気候なら無理なく外出できることが多いです。
薄手のフォーマルも着やすく、着物やワンピースが軽やかに決まる季節なので、家族全員が過ごしやすく装いも華やかにそろいます。
お参り後にカフェやレストランでささやかな食事を楽しむ、そんなプランも立てやすいのが春ならではのメリット。
自然の中で写真も食事も満喫できる一日になりやすいです。
桜や新緑を背景にした写真がきれい
桜の名所でお宮参りができたら、それだけで一生の宝物に。
花びらが舞う中、産着姿の赤ちゃんを家族が囲む光景は、思わずため息が出るほど美しいです。
私の知り合いは、桜並木の参道でベビードレス姿の赤ちゃんを抱っこして家族写真を撮っていて、まるで絵本のようでした。
自然のやさしい色味が写真をぐっと引き立ててくれます。
また、新緑がまぶしい時期もおすすめ。
柔らかな木漏れ日とフレッシュな緑の背景は、赤ちゃんのやわらかい肌をさらに引き立ててくれます。
春らしい花柄の衣装や小物とも相性がよく、撮影の自由度が高いのも魅力です。
注意点:花粉やGW前後の混雑に要注意
春といえば花粉症。
大人だけでなく、赤ちゃんにも影響があることがあるため、花粉の飛散量が多い日はマスクや空気清浄アイテム、短時間での行動計画がカギになります。
また、4月末から5月初旬はゴールデンウィークで神社も写真スタジオも混雑のピークを迎えます。
希望の日時に予約が取れないこともあるため、2か月前には動き始めるのがおすすめです。
加えて、春は天気が急変することも。
前日に雨が降ると地面がぬかるんでいたり、風が強まったりするので、予備の日程を考えておくと心のゆとりにつながります。
夏のお宮参り(6~8月)|空いている時期だからこそのメリットも
予約が取りやすく、混雑を避けられる
夏は「暑くて赤ちゃんがかわいそう」と思われがちで、敬遠する人も多い季節。
でも実は、それが逆にチャンスなんです。
予約の取りづらい神社や人気の写真館でも、夏は比較的空いていることが多く、希望日にすんなり予約が取れる可能性が高まります。
週末でも穴場が見つかることがあるので、候補をいくつか挙げておくとスムーズです。
また、屋外での撮影にこだわらず、冷房の効いた屋内スタジオを選べば、赤ちゃんにも安心。
スタジオによっては季節感を演出する背景セットや小物も豊富で、夏らしい爽やかな写真が撮れますよ。
日差しや緑が映える写真が撮れる
真夏の太陽は強くて明るい分、コントラストがくっきり出るのが特徴です。
青空と深緑、そして真っ白な産着やドレスとの組み合わせはとても映えて、写真にしっかりと存在感が残ります。
特に午前中の光はやわらかさと明るさのバランスがよく、自然な陰影が顔立ちを美しく見せてくれます。
スタジオでの撮影もいいですが、あえて日差しの差し込む木陰で撮影するのも夏らしさが出ておすすめ。
汗をかきにくい時間帯を狙えば、ぐずりにくく笑顔の写真も撮りやすくなります。
注意点:暑さ対策と短時間の計画がカギ
やっぱり最大の課題は「暑さ」。
赤ちゃんは大人以上に熱がこもりやすく、汗もかきやすいため、熱中症にならないよう細心の注意が必要です。
外出の時間帯は、気温が上がる前の午前中か、日が傾いてくる夕方が理想的。
移動手段も、クーラーの効いた車を使えるかどうかで快適さが大きく変わります。
また、神社の敷地に木陰や屋根付きの待合スペースがあるか、日傘や扇子などの暑さ対策グッズを持参できるかどうかも重要なチェックポイントです。
水分補給はもちろんのこと、赤ちゃんの衣類も通気性のよい素材でまとめてあげると◎。
当日は時間を詰め込みすぎず、シンプルなスケジュールで動くと、暑さにもバテずに気持ちよく過ごせますよ。
秋のお宮参り(9~11月)|紅葉と涼しさで人気No.1シーズン
七五三シーズン直前で混雑を避けられる日も
秋は本当に人気。
特に10月上旬から中旬にかけては、気候が穏やかでお出かけしやすく、七五三の混雑にもまだかぶりにくい絶妙なタイミング。
この時期を選べば、神社の境内も比較的空いていて、落ち着いた雰囲気のなかでゆったりと参拝できます。
また、台風シーズンを抜けたあとの秋は天候も安定しやすく、スケジュール通りに動ける安心感があるのも魅力。
赤ちゃんの機嫌も取りやすく、屋外での撮影にもぴったりです。
衣装や写真映えする色合いが豊富
秋といえば紅葉。
黄色や赤、オレンジに色づいた木々を背景にすると、産着やドレス、家族の衣装がグッと引き立ちます。
落ち葉のじゅうたんの上でのショットや、金木犀の香る神社の参道での撮影も、秋ならではの味わい深さがあります。
祖父母と一緒に和装を揃えると、よりフォーマルで凛とした雰囲気の写真に仕上がります。
特に秋は光がやわらかく、日中の写真もふんわりとした印象になりやすいので、ナチュラルな家族の表情が残せます。
写真に“温かみ”を持たせたい方にはぴったりの季節です。
注意点:人気すぎて予約競争が激しいことも
魅力が多い分、秋のお宮参りはどこも予約が殺到します。
特に11月は七五三と完全にかぶるため、人気の神社やフォトスタジオは早くから埋まってしまいます。
9月に入る前から情報収集を始め、できれば8月中には日程や衣装を仮押さえしておくと安心。
「日程が全部埋まっていて、泣く泣く平日に変更した」という話も実際によく聞きます。
衣装レンタルやカメラマンの手配も含めて、秋は“早めの行動”が何よりのカギ。
加えて、朝晩は肌寒くなる日もあるので、赤ちゃんの防寒にも少し気を配ると安心して過ごせますよ。
冬のお宮参り(12~2月)|人が少なくゆったり過ごせる穴場
空気が澄んで写真がキレイに撮れる
冬の朝、澄みきった空の下で撮る家族写真は、なんとも神聖で特別感があります。
寒さの中にも静けさと透明感があって、まるで空気までもが祝福してくれているような気持ちになるんですよね。
冬の陽射しは斜めから差し込むことが多く、赤ちゃんの表情にやさしい陰影が生まれ、ふんわりとした温かみのある写真に仕上がります。
白い産着との相性も抜群で、赤ちゃんの肌の柔らかさや繊細さがより際立ちます。
神社によっては雪景色が背景になることもあり、白銀の世界のなかでのお宮参りは、とても幻想的で印象深いものになります。
写真好きのパパママにはたまらないシーズンかもしれません。
防寒対策をすれば落ち着いてお参りできる
冬場の外出は少し勇気がいりますが、防寒をしっかりすれば意外なほど快適に過ごせます。
赤ちゃんにはフットマフや厚手のブランケット、おくるみでしっかり包んであげましょう。
ベビーカーには防風・防寒カバーを取り付けておくと安心ですし、抱っこ紐に入れてママやパパの体温で温めるのもおすすめです。
大人もヒートテックやマフラー、カイロでしっかり対策を。
待ち時間が長くなりそうなら、温かい飲み物やちょっとした軽食を用意しておくと、心にも身体にも余裕が生まれます。
また、祈祷や写真撮影をコンパクトに済ませる計画を立てると、赤ちゃんへの負担もぐんと軽くなりますよ。
注意点:雪やインフルエンザへの備えは万全に
冬ならではの注意点もいくつかあります。
まずは天候。
雪が降る地域では、交通機関の乱れや路面の凍結が予想されるため、車のスタッドレスタイヤやチェーンの準備、公共交通機関の代替ルートの確認は必須です。
また、インフルエンザや風邪が流行する時期でもあるので、体調が万全でないときは無理をせず、日程を変更する判断も大切です。
神社によっては「個別祈祷」が選べるところもあります。
ほかの参拝者との接触が少なく、混雑を避けられるので、感染予防の観点からもおすすめ。
屋内の待機スペースがあるか、控室の暖房状況なども事前にチェックしておくと、当日の安心感がグッと違ってきます。
冬のお宮参りは、準備さえ万全にしておけば、人混みを避けながら、ゆったりと心静かな時間を過ごせる素敵な選択肢ですよ。
季節で選ぶ?体調優先?お宮参りの時期選びで後悔しないコツ
人気の季節にこだわらなくても大丈夫
「春や秋が人気」と聞くと、ついその時期を狙いたくなる気持ち、よくわかります。
桜や紅葉といった自然の美しさを背景にしたお宮参り写真は確かに魅力的ですよね。
でも、人気の季節に合わせるあまり、赤ちゃんの生活リズムやママの体調を犠牲にしてしまっては、せっかくのお祝いが負担になってしまうかもしれません。
お宮参りは、誰かと比べる必要なんてまったくないんです。
大切なのは、「その日が家族にとって気持ちよく、笑顔で過ごせる日であること」。
人によっては「雨でもいいから空いている日がいい」と感じることもあるし、「家族全員の都合が合う日が優先!」という考え方もあります。
正解は一つじゃないからこそ、まわりに振り回されず、わが家にとっての“ちょうどいい日”を選んでみてくださいね。
赤ちゃんやママの負担を減らすスケジューリング
特に初めての育児中のママにとって、お宮参りは小旅行に近い感覚です。
準備から移動、当日の過ごし方まで、やることはたくさん。
だからこそ、「余裕を持ったスケジュール」を組むことが何より大切です。
赤ちゃんの生活リズムが整いはじめる生後2ヶ月~3ヶ月頃を選ぶ人も多く、必ずしも1ヶ月ぴったりでなくても大丈夫。
赤ちゃんがぐっすり眠れる時間帯を狙ってお参りできると、写真撮影もスムーズに進みます。
また、当日行く神社の周辺に授乳室やベビールーム、ちょっと腰をおろせるベンチやカフェがあるかなどを事前に調べておくと、急なトラブルにも慌てず対応できます。
「念のためにここも確認しておこう」そんな一手間が、当日の安心感を大きく変えてくれますよ。
写真撮影や祈祷の予約状況も確認しておこう
お宮参りの時期を決めるうえで、実はかなり重要なのが「祈祷」と「写真」の予約スケジュール。
最近では、神社によっては1日数組限定で時間を区切って祈祷してくれるところも増えており、完全予約制を導入している場合も多いです。
また、人気のフォトスタジオでは、季節ごとに衣装やセットを変えてキャンペーンを行っていることもあるため、早めにチェックしておくと希望通りの撮影がしやすくなります。
平日に撮影を組むと料金が抑えられたり、他のお客さんと被らずにゆっくり撮れるメリットもあります。
写真館や出張カメラマンのスケジュール、神社の祈祷時間、レンタル衣装の空き状況…
これらをざっくり把握してから日取りを決めると、後悔のないお宮参りが実現しやすくなりますよ。
まとめ
お宮参りに“正解の月”はありません。
春のやさしさ、夏のエネルギー、秋の風情、冬の静けさ──どの季節にも、それぞれにしかない魅力があります。
「うちは春だったけど、友人はあえて冬にしたら静かでよかったって言ってたよ」なんて話もよく聞きます。
気候や写真映え、混雑状況、服装の調整、そして家族のスケジュール。
どれを優先するかは家庭ごとに違うし、正解は“そのご家族にとって一番心地よい選択”です。
「赤ちゃんが主役の日だからこそ、無理なく、あたたかく、思い出に残るように」
私が本当に大切だと感じているのは、「赤ちゃんと家族みんなが心地よく、笑顔で過ごせる一日になること」。
形式や周囲の目にとらわれすぎず、「私たちらしいお祝いの仕方ってどんなだろう?」と一度立ち止まって考えてみてください。
この記事が、そんな“わが家らしいお宮参り”を見つけるヒントになれば嬉しいです。
どうぞ、かけがえのないその一日が、心から温かく、笑顔あふれるものになりますように。
あなたと赤ちゃん、そしてご家族にとって、素敵な思い出になりますように。