
お宮参りの日が近づいてくると、赤ちゃんの準備に気を取られながらも、ふとした瞬間に「上の子はどんな服を着せたらいいんだろう」と胸の奥がざわつくことってありますよね。
お宮参りは家族にとって大切な節目だからこそ、写真に残る瞬間がきれいにまとまってほしいし、当日を気持ちよく迎えたいという気持ちも自然に出てきます。
ただ小さな子の支度って思った以上にむずかしくて、普段なら「まあこれでいっか」と流せることも特別な日となると突然ハードルが上がってしまうんですよね。
私自身、下の子のお宮参りのときにそんな気持ちを味わった記憶があって、赤ちゃんのことで精一杯なのに「上の子の服装」まで考えなきゃいけない状況に、ちょっとだけ息が詰まるような感覚がありました。
だからこそ今、不安や迷いを抱えているあなたの気持ちが手に取るようにわかります。
大事なのは完璧な服装にすることよりも、家族みんなが無理をせず気持ちよく過ごせることなんですね。
上の子が落ち着いて笑ってくれたら写真だって自然に素敵になるし、何よりその日を心穏やかに迎えられます。
この記事では服装の選び方のコツや気をつけておくポイントを、できるだけやさしく丁寧に伝えますので、肩の力を少し抜いて一緒に準備していきましょうね。
お宮参りで「上の子の服装」が大事な理由
お宮参りと聞くと「赤ちゃんのための行事」というイメージが強いけれど。
実際に当日を迎えると、上の子がどんな表情でそこに立っているかが家族全体の空気を大きく左右するんですよね。
赤ちゃんは抱っこされていることが多いので写真の中心になりやすいけれど、兄弟姉妹は自由に動き回る分、写真の中でも存在感が強くて視線が集まりやすいんです。
だからこそ、服装の選び方ひとつで思い出の写真のまとまり方が変わってきます。
お宮参りは神社という特別な場所で行われるので、服装がその場にふさわしい雰囲気かどうかという視点も大切です。
上の子の服装が派手すぎたり、ラフすぎたりすると、どうしても場の空気との違和感が出てしまいやすいんですね。
かといって「きっちりしすぎた服」を無理に着せられると子どもはストレスを感じやすいので、その日の行程や気温、子どもの性格に合わせて丁寧に選ぶことが必要なんです。
さらにもう一つ大きな理由として、上の子の心のケアがあります。
赤ちゃんが家族に加わったばかりの時期は、上の子にとって世界が少し変わって見える瞬間でもあります。
ママを取られたような寂しさや、扱われ方の変化に敏感な子もいますよね。
その中で「あなたも大切な家族の一員だよ」と伝わるような服装選びをしてあげると、上の子の安心感がぐっと増して当日も笑顔が出やすくなるんです。
ここからは理解しやすいように小見出しを加えてまとめていくね。
写真で一番目に入りやすいのは実は「きょうだい」
赤ちゃんの可愛さはもちろん主役級だけど、写真を見返すと「意外と一番目に入るのは上の子の服」だったりするんです。
自由に動ける分フレームの中で大きく写りやすいし、カラフルな服だと自然と視線が引っ張られます。
だからこそ、色味や雰囲気に統一感があると全体の仕上がりがすっと整って見えるんです。
これはスタジオ撮影だけでなく、神社の境内で撮るスナップ写真でも同じで、一人の服装が浮くと家族写真がバラついて見えてしまうことがあります。
上の子の服装を「写真全体のバランスを整える鍵」と考えるだけで、選び方の視点が変わってくるはずです。
上の子の安心感が当日の空気を決める
服装はただの見た目ではなく、子どもの心の状態にも直結してきます。
特に赤ちゃんが生まれたばかりの時期は、上の子が抱えやすい不安や寂しさをそっと包み込んであげたい時期でもありますよね。
「特別な日に、あなたも大切な一人だよ」という気持ちが伝わる服装にしてあげると、当日の機嫌が本当に変わります。
ちょっとしたことですが、上の子自身が気に入る服や選べる選択肢を用意してあげると気持ちが落ち着きやすくなり、自然な笑顔につながることも多いんです。
お宮参りの日って写真を撮られる機会が多いし、神社での待ち時間もあるので、穏やかに過ごせることは大きなメリットなんです。
神社という場所にふさわしい品のよさを整える役割
神社は静かで凛とした空気が流れる特別な場所なので、上の子の服装もその雰囲気を壊さないようにしたいところです。
露出を避けたり、派手な柄を減らしたり、落ち着いた色味を中心にするだけで神社の雰囲気に自然となじみます。
ただ、子どもらしさを奪ってまで固くする必要はなくて、シンプルな中に少しだけ可愛らしいディテールがあるくらいがちょうどいいんです。
写真に写ったときも上品で柔らかな雰囲気になって、後から見返したとき安心できる一枚になってくれます。
家族全体の空気をまとめる「つなぎ役」になる
上の子の服装は、実は家族写真の中でとても大切な“つなぎ役”になってくれます。
ママとパパ、赤ちゃん、祖父母とそれぞれの服装が微妙に違っていても、上の子の色味を家族のどちらかに合わせるだけで自然なまとまりが生まれるんです。
それだけで写真の印象が引き締まって見えるので、あとで見返したときに「ちゃんと準備してよかったね」と思えるはずです。
お宮参りで失敗しない上の子の服装選び・基本の3ポイント
お宮参りの日は、子どもにとっても大人にとっても「普段とは違う1日」になるからこそ、服装の選び方ひとつで当日の過ごしやすさが大きく変わってきます。
写真映えやマナーを気にしつつも、実際には気温や子どもの機嫌、予定の流れなど、いくつもの要素が重なり合いますよね。
そのため服選びは、見た目だけではなく当日の子どもの負担まで想像しながら準備することが大切なんです。
ここでは、特に押さえておきたい“3つのポイント”を中心に、なぜ大事なのかを丁寧にまとめていきます。
派手すぎない色とデザインで「主役の赤ちゃん」を引き立てる
お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長を祈る大切な行事なので、写真の中心に写るのはどうしても赤ちゃんになりやすいんですよね。
だからこそ、上の子の服装は赤ちゃんの衣装の雰囲気を邪魔しない穏やかな色味が安心です。
原色や大きなキャラクタープリントは写真で目立ちすぎてしまうので、白やベージュ、ネイビーといった落ち着いたトーンをベースにすると全体が整いやすくなります。
ただ、地味にしすぎる必要はなくて、その子らしさが感じられるワンポイントくらいなら写真に華を添えてくれます。
赤ちゃんとのコントラストを考えながら色味を調整してあげると、見返したときに写真がすっきり見えて気持ちよく残せますよ。
動きやすさと着心地は当日の「ご機嫌」を左右する
見た目がどれだけ素敵でも、子どもが「チクチクする」「暑い」「動きにくい」と感じてしまうとその瞬間から機嫌は下降してしまいます。
当日は神社までの移動や写真撮影など、普段よりも刺激の多い環境になることが多いので、服が不快だとそれだけで負担が増えてしまうんですね。
素材が硬いジャケットや締め付けるボトムスよりも、普段の延長線にある“ちょっときれいめ”くらいがちょうどよくて、親としても安心して過ごせます。
袖口がかゆくならないか、お腹が苦しくないか、汗をかきやすい子なら通気性はどうかなど、細かいところを一度手で触って確認しておくと当日のトラブルが本当に減りますよ。
露出を控え、神社に合う「清潔感」があるだけで安心できる
お宮参りの場は神社の境内なので、派手な露出やカジュアルすぎる格好は場の雰囲気と合わないことが多いんです。
上の子が女の子の場合、スカートの丈が短すぎないか、肩が出るデザインではないかなどを軽くチェックしておくだけで安心感が違います。
男の子も、だらっとしたTシャツより襟付きのトップスに変えるだけで品よく整うので、難しく考えなくても大丈夫です。
そして清潔に整えた服装は、神様の前に立つ場としても気持ちが引き締まりますし、写真を見返したときにもずっと気持ちよく残ります。
個性的にする必要はなくて「品よく、やさしく、落ち着いて」がキーワードです。
迷ったときは「家族写真のまとまり」を優先すると失敗しにくい
服装選びで迷ったときは、上の子単体のコーデではなく、家族全体の色味やテイストを思い浮かべてみるとスッと決まることが多いです。
「夫婦の服が落ち着いた色なら、上の子も同じトーンに寄せる」
「赤ちゃんの祝い着に淡い色が多いなら、優しい色のワンピースにする」
など、基準を「家族のまとまり」にしてしまうと一気に判断しやすくなります。
写真って不思議で、一人が浮くと全体がバラバラに見えるのに、ひとりがそっと色を寄せるだけで印象がガラッと変わるんですね。
迷ったときほど“家族の空気にそろえる”という視点が心強い味方になります。
季節別|お宮参りの上の子コーデのポイント
お宮参りは季節によって気温差が大きく、上の子の体調や機嫌に影響しやすいです。
なので、服装選びでは“その季節ならではの過ごしやすさ”を優先してあげることが大切です。
同じフォーマルでも春と冬では着心地がまったく違います。
それに、外での待ち時間が長くなることを考えると、服装のちょっとした工夫が当日の快適さ(=機嫌の良さ)を左右します。
ここでは季節ごとに注意したいポイントと、写真映えも考えたおすすめの組み合わせを丁寧にまとめていきます。
春|温度差に備えた「重ね着」が味方になる
春のお宮参りは過ごしやすい日もある一方で、風が強かったり日陰が思った以上に冷えたりと気温差が大きい季節です。
薄手のワンピースやシャツだけだと寒くなりやすいので、軽いカーディガンや薄手のニットベストを一枚持っておくと安心です。
写真撮影のときは脱いでスッキリ見せ、移動中は着せて体温調節ができるので、子どもの負担がぐっと減ります。
色味は淡いピンクやベージュなど春らしいトーンが神社の緑とよくなじみ、写真にも柔らかさが出ておすすめです。
夏|暑さ対策を重視しながら上品に整える
夏のお宮参りは何より暑さ対策が必須で、服装はできるだけ軽く、通気性の良い素材を選ぶのがポイントになります。
シャツはリネンやコットンなど風を通す素材が快適で、女の子なら涼しいカットソーワンピースも動きやすくて便利です。
ただ涼しさばかりを優先すると普段着っぽくなりやすいので、襟があるデザインやシンプルで上品な色味を取り入れてバランスを整えると特別感が出ます。
帽子やハンカチを持たせてあげると汗を拭きやすくて快適に過ごせますよ。
秋|落ち着いた色味で神社と調和しやすい季節
秋は気温が安定していてお宮参りにはとても向いている季節です。
ブラウンやネイビー、カーキなど落ち着いた色が境内の景色に合いやすく、写真に奥行きが出て上品に写ります。
長袖のシャツに薄手ニットを合わせたり、女の子はチェック柄のスカートやワンピースなど秋らしい素材感を楽しむのも素敵です。
肌寒い日には軽いアウターを持っておくと安心で、特に神社の境内は風が抜けやすいので防寒は控えめでも準備しておくとトラブルを防げます。
冬|暖かさと動きやすさの両立が鍵になる
冬は防寒対策が最も重要ですが、厚着をさせすぎると子どもが動きづらくなり機嫌が悪くなりやすいので、暖かさと動きやすさのバランスを見極めることが必要です。
裏起毛のトップスやあたたかいタイツを使いながら、コートは軽くて柔らかいものを選ぶと当日もスムーズに過ごせます。
写真撮影のタイミングではコートを脱ぐ場合も多いので、中の服装はしっかり整えておくと安心です。
帽子や手袋も色味を合わせると写真がまとまりやすく、冬ならではの温かみのある一枚が撮れますよ。
男の子編|フォーマルからカジュアルまで選べるスタイル集
男の子の服選びは、一見シンプルなように見えて実は奥が深いんです。
フォーマルなスーツを着せると一気に“よそゆき感”が出て可愛らしいし、カジュアル寄りにすると動きやすくて本人らしさも出せます。
ただ、お宮参りという特別な場では
「どこまでフォーマルにすればいいのか」
「普段の服では浮かないだろうか」
という迷いが生まれやすく、親としてはどう選ぶか悩んでしまう瞬間があるんですよね。
そこでここでは、男の子の年齢や性格に寄り添いながら、スーツからシャツスタイル、和装まで幅広く使えるコーデのヒントをわかりやすくまとめました。
特に男の子は動きたい気持ちが強いので、見た目だけでなく“当日の快適さ”まで考えることが大事です。
本人が嫌がらずに笑ってくれる服が、結局は写真映えにもつながります。
きっちり感が欲しいなら「フォーマルスーツ」が安心
スーツは見た目の印象が整いやすく写真映えも抜群なので、お宮参りでは非常に人気があります。
黒やグレー、ネイビーなど落ち着いた色を選ぶと神社の静かな雰囲気にもよく合って、場にふさわしい品のよさを出すことができます。
小さめのネクタイや蝶ネクタイは子どもらしい可愛さを引き立ててくれるので、ワンポイントとして付けると表情がぐっと引き締まるんです。
ただ、スーツは生地が硬いと動きづらく感じる子もいるので、可能であれば柔らかい素材や伸縮性のあるものを選んでおくと当日のストレスが少なくなります。
移動や待ち時間が長い場合は特に“着心地の良さ”を重視すると快適に過ごせますよ。
普段の延長でまとまりやすい「シャツ×パンツのきれいめコーデ」
「そこまでかしこまらなくてもいいけれど、写真にはきちんと写したい」という家庭に人気なのが、シャツとチノパンを合わせたきれいめスタイルです。
白シャツは清潔感があり、ネイビーやベージュのパンツと組み合わせると全体が自然にまとまります。
子どもが疲れにくく、動きやすいという点でも魅力的です。
チェック柄のシャツやニットベストを重ねると季節感が出て、特別な日の装いにぐっと近づきます。
シャツスタイルはアレンジがきくので、家族の服装に合わせやすいのも嬉しいポイントです。
「スニーカーでもOK?」男の子の足元マナーと選び方
男の子の服装で意外と迷いやすいのが靴選びです。
革靴を選べばフォーマルにまとまりますが、歩きにくさから当日の機嫌に影響する子もいます。
特に小さな年齢の男の子は慣れない靴がストレスになることが多いため、普段から履き慣れたシンプルなスニーカーでも問題ありません。
色味さえ落ち着いていれば写真にも自然になじみ、スーツやシャツスタイルと合わせても違和感はありません。
白、黒、ネイビーなど主張しない色を選ぶと当日の動きやすさも確保できて安心です。
特別感を出したいなら「和装」も選択肢に入る
着物や袴スタイルは一気に“晴れの日らしさ”が際立ち、家族の記念写真に深みを与えてくれます。
七五三で使った着物を上手にアレンジして着せる家庭も多く、兄弟姉妹で和装を合わせると写真の完成度がぐっと高まります。
ただ、和装は動きにくいというデメリットもあるため、当日の移動が多い場合は短時間の撮影用にするなど工夫すると安心です。
草履では歩きづらい子は多いので、神社の石段は無理をさせず安全第一で調整していきましょう。
女の子編|華やかさと上品さを両立できる選び方
女の子の服選びって、見ているだけでワクワクしますよね。
レースやフリル、ふわっと広がるスカート、柔らかい色合いのワンピースなど、選択肢がたくさんあって、どれもかわいくて悩んでしまうという声をよく聞きます。
特にお宮参りの日は写真に残るからこそ、上品さと華やかさのバランスをどう取るかがポイントになってきます。
ただ、見た目がかわいいだけではなくて、子どもが気持ちよく過ごせるかどうかもすごく大事ですよね。
着慣れないワンピースや硬めの素材だと途中で「もう脱ぎたい」となってしまうこともあります。
女の子は気持ちがそのまま表情に出やすくて、服の着心地が機嫌に直結することも多いです。
なので、デザインだけでなく“着たときの心地よさ”にも寄り添いながら選んであげたいところです。
ワンピースは「動きやすさ」と「シルエット」で印象が変わる
ワンピースはお宮参りの服装として定番で、上品で特別感も出しやすい万能アイテムです。
Aラインやプリンセスラインなどシルエットによって印象が大きく変わるので、どんな雰囲気にしたいかをイメージして選ぶと失敗しにくいですよ。
ふわっと広がるワンピースは写真映えしやすいですし、柔らかいコットン素材なら着心地も良くて長時間着ていてもストレスが少なくなります。
レースやチュール素材は華やかに見えますが、肌が敏感な子はチクチクしやすいこともあるので、裏地が柔らかいものを選ぶと安心です。
試着のときに「気持ちいい」と言ってくれるかどうかを確認しながら選ぶと、当日の笑顔につながります。
色選びは「神社に映えるかどうか」を意識するのがポイント
女の子の服は明るい色でも落ち着いた色でもとてもかわいく見えるので、どの色にするか迷いやすい部分です。
神社の雰囲気に合わせたい場合は、白やアイボリー、淡いピンクや水色などの優しいトーンが相性がいいですよ。
また、濃いめのピンクやネイビーなどは写真の中で輪郭がくっきり見えて、少し大人っぽい雰囲気を出してくれます。
家族全体の色味とのバランスも大切で、赤ちゃんの産着や家族の服と自然になじむ色を選ぶと写真に統一感が出ます。
写真を見返したときに「いい色を選んだな」と感じられるので、できれば家族全員の服装をイメージしながら決めていくと良いですね。
和装を選ぶと「特別な一日」が一気に華やかに
着物スタイルは一気に華やかさが増して、家族全員の記念写真をより特別にしてくれます。
古典柄もモダン柄もどちらも可愛らしく、髪飾りを合わせるとさらに存在感がアップします。
ゆるふわのまとめ髪や日本髪風のアレンジは、お宮参りならではの雰囲気が出て写真に深みが増します。
ただ、着物は洋服より動きづらいこともあるので、神社の階段や移動が多い場合は短時間だけ和装にする方法もあります。
写真撮影だけ和装にして、そのあとはワンピースで過ごすなど、本人が過ごしやすい形に調整してあげると安心ですよ。
ヘアアクセサリーと小物で「かわいい」をさらに引き出せる
女の子は小物があるだけで一気に雰囲気が変わります。
パールのカチューシャやリボン、白いバッグなど、ワンポイントを加えるだけで写真の印象がやわらかくなります。
ただ、小物を足しすぎると全体のバランスが崩れてしまうので、ワンピースや着物のデザインを見ながら「どれを活かしたいか」を考えてあげるとまとまりやすいです。
靴は白やベージュ系がどんな服にも合いやすく、写真にも映えます。
タイツや靴下を合わせるとさらに統一感が出て、全体がより品よくまとまります。
お宮参りで写真映えする上の子の服装アイデア
お宮参りの写真って、あとから何度も見返す大切な思い出になりますよね。
赤ちゃんが主役ではあるものの、上の子の服装が素敵に写っていると全体の雰囲気がグッと明るくなって家族写真のまとまりもきれいに整います。
ただ写真映えを意識しすぎると「うちの子には派手かな」とか「着慣れない服だと当日ぐずっちゃうかも」と不安になる気持ちもよくわかります。
だからこそ写真写りと着心地の両方を大事にしながら、家族みんなが自然体で笑える服装を選ぶことがポイントなんですね。
上の子が気持ちよく過ごしてくれるかどうかで写真に残る表情も変わってくるので、かわいさよりも“安心して着られるかどうか”を優先しながら考えていきましょう。
ここでは写真映えしながらも気負いなく過ごせる服選びのヒントをまとめますね。
光が当たったときにきれいに見える「素材」を意識する
写真映えを意識するなら素材がとても大切で、光沢のある生地やふんわりした素材は自然光に当たると柔らかい雰囲気が出て顔を明るく見せてくれます。
例えば少し光沢のあるシャツや柔らかなニット、女の子ならチュールやレース素材などは写真との相性が良いことが多いです。
ただ光沢素材は動きによってシワになりやすいものもあるので、短時間の撮影なら華やかな素材を使って、そのあとの参拝では動きやすい服に変えるという工夫もできます。
写真撮影とお参りの快適さの両立を考えると、素材選びはけっこう重要なんですよ。
色は「背景と赤ちゃんの産着」との相性で決めると失敗しない
お宮参りは神社の朱色や緑、石畳のグレーなど背景に存在感がある場所が多いので、服の色が背景とケンカしないかどうかも考えておくと写真の完成度が上がります。
白、ベージュ、淡いブルーやピンクは背景と相性が良く上の子の表情が引き立ちやすい色です。
また赤ちゃんの産着が濃い色なら上の子は淡い色にするなど、家族全体でバランスを取ると統一感のある一枚になります。
色を合わせすぎると“揃えた感”が強く出てしまうので、あえて同系色でまとめたり彩度をそろえるなど、さりげない統一感を意識すると自然でおしゃれに見えますよ。
小物の使い方で「印象の差」が大きく変わる
小物は写真映えを大きく左右する要素で、少しのアイテムで雰囲気がグッと変わります。
男の子なら蝶ネクタイやベスト、女の子ならヘアアクセサリーや小さなバッグなど、ワンポイントになるものを入れるとアクセントになって写真がぐっと華やかになります。
ただ小物が多すぎると逆にまとまりがなくなるので、1つか2つに絞って取り入れると自然な仕上がりになります。
特に髪飾りは表情を明るく見せたり子どもらしさを引き出しやすいので、髪型と合わせて選ぶと効果が高いですよ。
子どもがご機嫌でいられる工夫も写真映えの一部
どんなにかわいい服でも当日イヤイヤが始まってしまうと写真どころではなくなってしまいますよね。
だからこそ服を選ぶときの「着心地のよさ」や「本人が気に入っているかどうか」は何より大事です。
たとえば撮影前に一度着せてみて鏡を見せると、意外と本人がその気になってくれて写真のときも楽しそうにしてくれることがあります。
お気に入りのぬいぐるみや小さなおやつを用意しておくと安心材料になるので、写真映えは“笑顔を引き出す準備”から始まっているんですね。
兄弟姉妹コーデで統一感を出すポイント
お宮参りの日に兄弟姉妹がそろって並んでいる姿って、それだけで胸がぎゅっとなるほどかわいいですよね。
けれど「統一感を出したいけどお揃いにしすぎるのはどうかな」とか「色を合わせたいけど好みが違って難しい」と悩む声も本当によく聞きます。
子どもたちはそれぞれ個性があって好きな色も着たい服も違うので、無理に揃えようとすると当日ぐずってしまうこともありますよね。
だからこそ兄弟姉妹コーデは“揃えすぎず整える”というくらいの緩やかなバランスがちょうど良いんです。
兄弟姉妹のコーデは写真の仕上がりを大きく左右する部分でもあって、うまくまとまると家族全体の印象がぐっと洗練されます。
ここでは子どもの機嫌を損ねずに自然な統一感を出すためのポイントをお伝えしていきますね。
色を合わせるときは「同じ色」ではなく「同じトーン」を意識する
兄弟姉妹コーデでまず悩むのが色選びですが、お揃いの服にしなくても統一感を出す方法はたくさんあります。
その中でもおすすめなのが“同じ色味ではなく同じトーンで合わせる”という方法です。
例えば淡いピンクと淡いベージュ、淡いブルーと淡いグレーなど同じ「やわらかい色調」でそろえるだけで全体が優しくまとまります。
男の子と女の子で色の好みが分かれたときでも、この方法ならどちらの個性も活かせるんですね。
色のトーンを合わせておくと写真の中で子どもたちが自然に一まとまりに見えるので、家族写真全体の印象もやわらかく調和しますよ。
素材や質感を揃えると一気に「まとまり感」が生まれる
色を揃える以外に統一感を出す秘訣として、素材や質感を合わせる方法があります。
ニット×ニット、コットン×コットン、冬ならウール×ウールなど、同じ季節感や質感にするとそれだけで統一された雰囲気が出るんです。
例えば、
「兄がニットベストなら、妹はニットのカーディガンにする」
「兄がシャツなら、妹はシャツ素材のワンピースにする」
など、アイテムは違っていても統一感が出て写真写りもきれいに整います。
素材が揃うと“家族みんなで準備した感”が自然に出てほんのり特別な雰囲気が生まれますよ。
小物をリンクさせると「さりげないお揃い」になる
兄弟姉妹であからさまなお揃いが苦手な場合でも、小物だけリンクさせるという方法があります。
例えば同じ色の靴下、同じ柄のリボンやハンカチ、同じ素材の帽子など、ちょっとした部分を合わせるだけで“お揃いかわいい”が生まれます。
小物なら子どもの個性を邪魔しにくいですし、本人たちも「おそろいなんだ」と少し嬉しそうにしてくれることもあって、気持ちの面でもプラスになります。
当日の写真ではこうした小さなリンクがとても良いアクセントになるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
本人の「着たい」を尊重すると笑顔が自然になる
統一感を重視しすぎると親の理想が先行してしまって、子どもが嫌がる服を無理に着せてしまうことがありますよね。
でも笑顔の写真を残したいなら、最終的に一番大切なのは本人が納得して着られるかどうかなんです。
「じゃあ、この色かこの色だったらどっちがいい?」と選択肢を渡すようにすると、子ども自身が主体的に選べるので機嫌よく当日を迎えやすいです。
親が整えた統一感と子どもの“着たい気持ち”が両立すると、写真の中の笑顔が本当に自然で柔らかくなりますよ。
まとめ
お宮参りの日というのは、ただ写真を撮るだけの日ではなくて、家族がひとつの節目を迎える大切な時間なんですよね。
私自身も子どもたちの小さな背中を見ながら「ここまで来るのに色んなことがあったなあ」としみじみしてしまった瞬間があって、その日の空気や匂いまで覚えているほど特別な思い出として残っています。
だからこそ、上の子の服装選びに迷ったり悩んだりしてしまう気持ちは本当によくわかるし、むしろそれだけ丁寧に向き合おうとしている証だと思うんです。
大事なのは完璧なコーディネートにすることではなくて、その日を家族で気持ちよく過ごせる準備をしてあげることなんですね。
お宮参りは赤ちゃんが主役とはいえ、上の子だってその家族の一員であり、大切な存在です。
だからこそ「あなたもちゃんと大事に思っているよ」という気持ちが服を選ぶ手にそっと乗ってくれると、当日の表情も自然と柔らかくなるんです。
当日は慣れない環境や移動で上の子が疲れてしまうこともあるし、着慣れない服に気持ちが揺れることももちろんあります。
そんな時こそ選んだ服が「動きやすくて心地いい」と思えるものであると笑顔が戻りやすいし、写真にもその安心感がそのまま写ります。
写真に残るのは服そのものよりもその子の表情で、そこに家族の想いが重なるから、あとから見返したときに胸があたたかくなるんですよね。
今日こうしてこの記事を読んでくれたあなたは、きっと家族のために丁寧に準備をしようとしてくれる優しい人なんだと思います。
どうかひとりで抱え込みすぎず「これでいいかな」「このくらいで大丈夫かな」と自分の感覚を信じてあげてくださいね。
お宮参りの一日があなたとご家族にとって、穏やかでやさしい時間になりますように。
そして数年後その写真を見返したときに「あの頃は小さかったなあ」と胸がじんわりしてまた少し笑顔になれますように。


