小さい頃から習い事をするのは本当にいいの?デメリットや注意点を徹底解説

最近は「早いうちから習い事をさせてあげた方がいいのかな…」と悩むママやパパが本当に多いですよね。

私自身も、子どもが3歳を過ぎた頃から周りの友達がどんどん習い事を始めていて、焦った気持ちになったことがありました。

なぜみんなそんなに早く決められるのか不思議にも思っていました。

でも、実際に調べてみたり、いくつかの体験レッスンに参加したり、実際に通わせてみたりすると「デメリットもあるんだな…」と気づかされることも少なくありませんでした。

それに思った以上に親の負担も大きいなと感じました。

今回は、そんな私の体験談や周りのママ友の話も交えながら、小さい頃から習い事をすることで起きやすいデメリットや、親として気をつけたいポイントについて、できるだけ具体的に、わかりやすくお話していきますね。

さらに、私なりに感じたちょっとしたコツや考え方の工夫もお伝えしていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

小さい頃から習い事をするのが人気の理由

幼児期からの教育が注目されている背景

「3歳までが勝負!」「小さいうちに始めるほど伸びる!」なんて言葉、よく耳にしますよね。

実際に脳の成長が著しい幼児期にたくさんの刺激を与えてあげるのがいい、という考えが広まったのも人気の理由のひとつなんだと思います。

この考え方は、いろんな育児書や専門家の発言にも影響されていて、親としては「やっぱり早く始めないと損なのかな」とつい感じてしまうんですよね。

保育園や幼稚園のお迎えのときに周りのママたちが

「ピアノやらせてる」
「スイミングも始めたの」
「うちは英語もやってるよ」

なんて話しているのを聞くと、私も心が揺れましたし、置いていかれるような不安も感じて、帰宅後に慌てていろんな教室を検索してしまったこともありました。

少し焦りながら体験に申し込んだり、どれが本当にいいのか迷ってしまったりするのも、よくある親心ですよね。

習い事のメリットとしてよく言われること

集中力や協調性が身につく、人見知りが改善される、いろんな経験ができる…こんなふうにいいこともたくさん言われます。

そして私も「そうなってくれたらいいな」と期待していました。

実際、うちの子もスイミングを始めてから風邪をひきにくくなったり、お友達と仲良く遊べるようになったりして、小さな成長が見えるたびにうれしくて胸がいっぱいになったのを覚えています。

さらに、先生の指示を聞いて順番を守るようになったり、レッスンの前に自分で着替えを準備する姿を見たりして、少しずつ自立心も育っているのかなと感じました。

周りのママ友も「子どもが新しいことに挑戦して笑顔で帰ってくる姿が何よりうれしい」と話していて、やっぱり親としては、いろんな経験を通して成長していく子どもの姿を見るとやらせてよかったなと感じるんですよね。

実は見落としがちなデメリットも

自由な時間が減り、ストレスになることも

実際に体験してみて一番感じたのがこれです。

平日の夕方や土日の貴重な時間がどんどん習い事で埋まっていき、子どもも大人も疲れてしまうんですね。

特に年少さんのときは、幼稚園の後にスイミングに行かせていたんですが、本人が眠そうにして「もう行きたくない」と泣いた日もあり、正直こちらも辛くなりました。

そのときに私も一緒に気持ちが折れそうになって、しばらく習い事の時間が来るたびに憂うつな気分になったのを覚えています。

毎週通ううちに、親子ともに「今日はやめちゃおうかな」と思うこともあって、子どもにとっても負担になる場合があるんだと痛感しました。

負担が続くと笑顔が減ってしまうこともあるので、見極めが本当に大事です。

親の期待やプレッシャーが重荷になるケース

私も無意識に「せっかくやってるんだから頑張ってほしい」と思っていたみたいで、それが子どもにとってはプレッシャーになっていたのか、練習を嫌がるようになってしまいました。

最初は一緒に練習を応援していたのですが、次第に私の声かけも厳しくなっていたようで、それが原因で子どもが「もうやりたくない」と言ったときにハッとしました。

ママ友の中には、つい熱心になりすぎて、子どもが習い事を嫌いになってしまった…という話も聞きますし、「これ以上やらせないで」と泣かれたという人もいました。

親の気持ちが強すぎると、逆に苦手意識が育ってしまうこともあるんだなと実感しましたし、うまく声をかける難しさも感じました。

金銭的な負担が続くリスク

思っていた以上に月謝や備品代がかかるのも現実です。

特に兄弟がいると、2人分、3人分と負担が増えてしまって、家計にじわじわ響いてきます。

例えば、発表会の衣装代や送迎のガソリン代、さらには付き添い中の飲み物代や駐車場代まで含めると、月々の出費はどんどん増えていきました。

ママ友の中には「合計で1万円のつもりが、実際は2万円以上かかっていた」なんて人もいて、私も最初のころは予算オーバーして大変でした。

特に長期休みやイベントの時期は、思わぬ出費が重なるので、事前にしっかり検討しておくといいですよ。

習い事をさせる前に確認したいポイント

子ども本人の興味を尊重する

何より大事なのは、親が決めるんじゃなくて子どもの「やりたい!」という気持ちです。

無理に続けさせてもいい結果にはならないなと感じました。

私の子も、自分から「やってみたい」と言ったスイミングは楽しそうに続けていたのに、私が選んだ英会話はすぐに嫌がってしまいました。

そのときに改めて、やっぱり子どもの意志を尊重するのが大切なんだと感じましたし、やりたくないものを無理に続けさせると逆効果なんだなとも思いました。

周りのママたちの中にも、興味がなかったのに親が決めた習い事に無理やり通わせていたら、泣いて嫌がるようになったという話もありました。

頻度や負担感に無理がないか見極める

週何回がいいのか、休みの日はしっかり休ませてあげられるかも大切です。

うちは最初に週2で始めましたが、正直しんどくて週1に変えました。

無理してもいいことはないな、と思いましたね。

特にまだ小さいうちは、習い事が負担にならないように、様子を見ながら調整していくことも大切です。

無理が続くと親子ともに笑顔が減ってしまうので、適度なペースで進めるのがいいですよ。

家族全体のライフスタイルとのバランス

親の送迎や兄弟の予定もあるので、無理なく続けられるか家族みんなで話し合うのがいいと思います。

ママがフルタイムで働いているおうちや、他に赤ちゃんがいるおうちは、特に慎重に考えるといいでしょう。

うちも平日は送迎がバタバタして大変だったので、思い切って土曜日のコースに変えてみたら、負担が減って家族みんなの気持ちも楽になりました。

家族の生活リズムに合っていないと、結局続けるのが難しくなってしまうので、事前にしっかり相談しておくのがおすすめです。

習い事とうまく付き合うためのヒント

やめ時や選び直しもOKという姿勢

「一度始めたから続けなきゃ…」と思いがちですが、合わないと思ったらやめてもいいと思います。

うちは一度やめて、少し休んでから別の習い事に変えたら、また楽しそうに通うようになりました。

その休んでいる間に、何が楽しくなかったのか子どもと話す時間ができて、親としても気づきを得るきっかけになりました。

やめることで他の可能性が見えてくることもあるので、無理に続けるよりもいったん離れてリフレッシュして、また新たな挑戦をしてみるのもいいですよ。

親が「やめてもいいんだよ」という気持ちでいると、子どもも安心して決断できますし、自分で選ぶ力が育つように感じます。

習い事以外の「遊び」や「休息」も大切に

小さい子には自由な遊びや、家でのんびりする時間も本当に大事です。

ママ友の子は習い事を詰め込みすぎて体調を崩してしまったこともあるので、無理に詰め込みすぎないであげてくださいね。

例えば、公園で思い切り走ったり砂場で泥だらけになったりする時間、お昼寝や絵本を読む時間も、子どもの成長にとってはかけがえのないものですし、心の栄養になります。

私も、週末は習い事をお休みして家族でのんびり過ごしたり、親子で料理をしたりする時間を取るようにしたら、子どもの笑顔が増えました。

習い事だけが成長の場ではないので、遊びや休息のバランスを意識してみてくださいね。

まとめ

小さい頃からの習い事は、たしかにメリットもいっぱいありますが、親も子どもも無理をしてしまうといい結果にはつながらないこともあるんですね。

だからこそ、子ども本人の気持ちや、家族のペースを大切にしながら選んであげることが大事だなと感じました。

私のように「焦って始めたけど大変だった」という声もよく聞きますし、迷っているなら一度立ち止まって考えてみてもいいと思います。

時には周りの意見に流されず、子どもにとって何が本当に大切なのか、家族にとって負担が少ないやり方は何なのかを見つめ直してみるのもおすすめです。

ぜひ、子どもも親も笑顔で続けられる習い事の形を見つけてみてくださいね。

あなたの子に合ったやり方で、楽しく成長を見守りながら、毎日の小さな変化や成長を一緒に楽しんでいけるといいですね。

親子で過ごす時間も大切にしつつ、無理のないペースで進めていくのが一番だと思いますよ。