お七夜はいつやるの?数え方や祝うタイミングをやさしく解説

お七夜(おしちや)は、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に行う日本の伝統的なお祝いのひとつです。

生まれたその日を1日目として数えていき、7日目に赤ちゃんの名前を家族にお披露目したり、健やかな成長を願ったりします。

たとえば、赤ちゃんが5月1日に生まれたなら、5月7日の夜がお七夜にあたる日になります。

ただ、最近では、赤ちゃんやママの体調を優先したり、家族の予定に合わせて週末にお祝いをずらしたりと、無理のないタイミングで行うご家庭も増えてきました。

お七夜はかたく決まりきったものではないので、「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを込めて、家族でゆったり過ごせる日にお祝いしてあげるといいですね。

このように、お七夜の本来のタイミングは“生後7日目の夜”ですが、今の時代に合わせた柔軟なスタイルで行うご家庭も多いです。

なので、「こうしなきゃいけない」と思いすぎず、自分たちらしくお祝いしてみてくださいね。

お七夜はいつ祝うの?正しい数え方と日付の決め方

「お七夜っていつやるの?」という疑問はよくあるものですが、基本的には赤ちゃんが生まれた日を1日目として、7日目の夜に行います。

この数え方は、昔から日本で用いられている「数え年」と同じような考え方で、生まれたその日を1日目とし、7日目に節目のお祝いをするというものなんですね。

たとえば、5月1日に赤ちゃんが生まれた場合は、5月7日が「お七夜」にあたります。

1日目が5月1日、2日目が5月2日……と数えていって、7日目が5月7日になるというわけです。

ここでよくある間違いが、「満年齢」のように生まれた日を0日目と考えてしまうこと。

そうすると日付を1日ずらしてしまうことになりやすいので、注意してみてくださいね。

また、お七夜を祝う時間帯にはとくに決まりがありません。

昼間に家族が集まれるならそのタイミングで食事を囲んでお祝いしてもいいですし、夜に命名書を飾って落ち着いた雰囲気でお祝いするのも素敵です。

特に決まった形式があるわけではないので、家庭の都合や赤ちゃん・ママの体調を優先して、無理のない時間帯で行うのが一番です。

最近では、平日の夜だとみんなが集まりづらいからと、週末にずらしてお祝いするご家庭も増えています。

お七夜は「形式より気持ち」が大事なので、家族がゆっくり笑顔で過ごせる時間を選んでみてくださいね。

お七夜はどこで誰と祝う?家族に合わせたスタイルで

お七夜は、基本的には自宅で家族だけで祝うのが一般的です。

生まれたばかりの赤ちゃんや、出産を終えたばかりのママの体調を何より大切にして、大きく構えすぎず、あくまで無理のない範囲で過ごすのがいちばん。

少人数で、落ち着いた雰囲気のなかで、赤ちゃんの誕生を喜び合う時間は、とてもあたたかく、記憶に残るものになります。

お七夜の祝い方は、家族ごとにいろいろ。

たとえば、お祝いの席に命名書を飾って写真を撮ったり、赤ちゃんの名前の由来を話しながらゆっくり食事をしたりするのも素敵です。

形式にとらわれず、赤ちゃんと家族が安心して過ごせることを最優先にしたいですね。

もし赤ちゃんやママの体調が落ち着いていて、余裕があるようなら、おじいちゃん・おばあちゃんを招いて一緒に食事を楽しんだり、命名の報告をしたりするのも喜ばれるでしょう。

遠方で来られない場合は、オンラインでビデオ通話をつないだり、命名書の写真を送って報告したりするなど、今の時代に合った方法で思いを伝えることもできます。

「こうしなきゃいけない」という決まりはなく、誰かと比べる必要もまったくありません。

どんな形であっても、「家族みんなで赤ちゃんの誕生を喜ぶ時間」に変わりはないので、それぞれの家庭らしいスタイルでお祝いしてみてくださいね。

まとめ|お七夜は家族で喜びを分かち合う大切なひととき

お七夜は、赤ちゃんが生まれてからの最初の節目となる大切なお祝いです。

形式やしきたりにこだわりすぎず、「家族で赤ちゃんの誕生を心から喜ぶ時間」として、無理のない範囲でやってみるのがいちばんです。

厳格なスタイルでなくても、家族のあたたかい気持ちがあれば、それだけで充分に意味のある時間になりますよ。

特にお七夜は、赤ちゃんが生まれて一週間というまだまだ慌ただしい時期に行われる行事です。

そんな中でも、命名書を飾って赤ちゃんの名前を披露したり、ささやかながら家族で食事を囲んで笑顔を交わしたりするだけで、特別なひとときになります。

たとえば、命名書の前で赤ちゃんの写真を撮っておけば、あとから見返すたびにその日の思い出がよみがえってきます。

写真や動画に残すことで、将来大きくなった赤ちゃんと一緒に見返す楽しみにもつながりますし、遠方に住む家族や友人への報告にも活用できます。

SNSなどに投稿して、周囲から「おめでとう!」のメッセージをもらうことも、思い出のひとつになるかもしれません。

無理なく、自分たちらしいやり方でお七夜を楽しむことが何より大切です。

あたたかい気持ちを込めてお祝いすることで、赤ちゃんのこれからの成長をあたたかく見守っていくスタートにもなりますよ。