
赤ちゃんが生まれてから最初の一週間というのは、まるで世界が急に静かで騒がしくて愛おしくて不安で、全部がぎゅっと入り混じったような時間ですよね。
昼夜の区別がつかないまま授乳とオムツ替えに追われて気づけば夕方だったり、赤ちゃんの小さな寝息に胸が熱くなったり、ふと孤独を感じて涙がこぼれたり。
そんな揺れ動く心のなかに、不思議とぽっと灯る温かさのように「お七夜」という行事が訪れます。
昔ながらの習わしと聞くと構えてしまうかもしれませんが、実際のところはもっと優しくて、もっと日常に溶け込んだものなんです。
家族になってからの時間がまだたった数日しか経っていないのに、赤ちゃんの存在はすでに生活の中心で、その名前を呼ぶだけで胸がじんわりする瞬間が訪れることもあります。
でも、現実は産後の身体が思うように回復せず、寝不足でまぶたが重く、特別な準備なんてとてもできないと感じてしまう日もありますよね。
だからこそ、お七夜は「ちゃんとやらなくちゃ」ではなく「できる範囲で気持ちを込めよう」というスタンスで十分なんです。
形にこだわらず、家族が無理をしないことが何より大切で、少しごはんを整えて名前を書いて写真を一枚撮るだけでも、後から見返したときに胸が温かくなる思い出になります。
私自身、産後すぐのお祝いごとに対して不安がありましたが、赤ちゃんの名前を書いた命名書をそばに置くだけで「この子は本当に生まれてきてくれたんだ」と静かに実感が湧きました。
気持ちを整える余裕なんてなかったのに、名前というたった一つの言葉に救われるような感覚さえありました。
お七夜は、そんな心の揺れをそっと包み込んでくれる、小さくて優しい節目のような存在なんです。
形にとらわれず、あなたのご家庭らしい方法でこの日を迎えることができれば、それがすでに素晴らしいお祝いになるはずです。
お七夜ってどんな行事?|意味と時期をやさしく解説
赤ちゃんが生まれてからの一週間は、目まぐるしくて、でもどこか幻想的で、心がふわふわするような時間ですよね。
そんななかで迎える「お七夜」は、日本に古くからある“赤ちゃんの誕生を家族で喜ぶための行事”です。
とはいえ、初めて耳にする方にとっては
「名前を決める日?」
「何か準備しないといけないの?」
と不安になるかもしれません。
でも、お七夜は本来、とても素朴であたたかな行事なんです。
赤ちゃんの命を祝う、昔ながらの節目の日
「お七夜」とは、赤ちゃんが生まれた日を1日目として7日目の夜に行うお祝いです。
その日まで無事に命をつないでくれたことに感謝して、「これからこの子と一緒に生きていくんだ」という思いを家族で確かめ合う時間です。
現代に比べて医療が整っていなかった時代は、新生児の生存率が今よりもずっと低く、生後7日目というのはひとつの大きなハードルだったのだそうです。
だからこそ、7日を迎えること自体が本当に尊いことで、「ようこそこの世へ、生きていてくれてありがとう」という気持ちを込めて祝われてきたんですね。
名前をお披露目する「命名の儀」としての意味
お七夜は、赤ちゃんに“名前”というプレゼントを贈り、それを家族や親しい人にお披露目する場でもあります。
名前には親の思いがぎゅっと込められていて、
「この名前にした理由」
「この漢字に込めた願い」
など、命名に込められたストーリーを家族で語り合う時間になることもあります。
ただ字を書いて飾るだけでなく、その背景にある思いを共有することで、家族の気持ちがあたたかくつながっていくきっかけにもなるんですね。
今のお七夜は「うちに合った形」でいい
とはいえ、今の時代は昔のようなかたちにこだわらなくても大丈夫です。
家族だけで静かに命名書を飾って写真を撮ったり、お赤飯を炊いて「ようこそ」の気持ちを伝えたり、SNSに思い出を投稿する人もいます。
必ずしも集まったり、大きくお祝いしたりしなくていいんです。
「こうあるべき」よりも、「この子に今できるやさしさってなんだろう」を考える時間にできたら、それが何よりのお七夜になるはずです。
産後すぐだからこそ「無理しない」ことが大切
お七夜を迎える頃、ママの体調はまだ本調子ではないことがほとんどです。
夜間授乳で寝不足だったり、慣れない育児で不安や疲れが積み重なっていたり、ほんの少しでも休みたいという気持ちがあるかもしれません。
だからこそ、「全部ちゃんとやらなきゃ」と思わなくていいんです。
命名書を書いて壁に貼るだけでも、静かに写真を撮って「生まれてきてくれてありがとう」と声に出すだけでも、それはもう立派なお七夜です。
大切なのは形ではなく、そこに込める想いなんだと思います。
お七夜は“お祝い”というより“実感”の日
わたし自身、お七夜の日に名前を書いた命名書を壁に貼って、赤ちゃんの寝顔を見つめていたとき、不思議と「この子がうちに来たんだなあ」とじんわり涙が出たのを覚えています。
たった7日間しか一緒にいないはずなのに、もうこの子がいない生活なんて考えられない。
そう思えた瞬間でした。
お七夜は派手な行事ではありませんが、産後という不安定な時期にそっと心を整えてくれる、小さな「節目」でもあるのです。
この日を「やらなきゃいけないこと」としてではなく、「赤ちゃんと私たち家族の今を記録する日」として、静かに、でも心を込めて迎えてあげてくださいね。
お七夜でやること一覧|まずはここだけ押さえれば大丈夫
「お七夜って、実際には何をすればいいの?」と不安に思う方も多いですよね。
特に初めての育児だと、やらなきゃいけないことが山ほどあるように感じて、つい身構えてしまうかもしれません。
でも安心してください。
お七夜には細かい決まりはありませんし、豪華な準備をする必要もないんです。
できる範囲で“この子が生まれてきてくれてうれしい”という気持ちを表せれば、それが何よりの「お祝い」になります。
大切なのは、家族がその日をあたたかく迎えることなんです。
命名書を書く|パパでもママでもOK
お七夜のなかでも象徴的なのが「命名書」。
赤ちゃんの名前を大きく書いて、家族の中で改めてお披露目する意味合いがあります。
命名書を書く人には決まりはなく、パパが書いてもママが書いても、おじいちゃんやおばあちゃんにお願いしても大丈夫です。
大切なのは、誰が書いたかよりも、どんな気持ちでその名前を受け取ったか。
その一文字一文字に「生まれてきてくれてありがとう」という思いがこもっていれば、それだけで十分なんです。
命名書の飾り方|写真映え&記念に残りやすい工夫
せっかく書いた命名書は、ぜひお部屋の中に飾ってみてください。
テレビの上やリビングの壁、赤ちゃんのベビーベッドのそばなど、家族の目にふれる場所がおすすめです。
撮影スポットになる場所に貼っておくと、記念写真を撮るときにも背景として映えるので、より思い出に残りやすくなります。
周りにガーランドやお花の飾りをプラスするだけで、ふんわりとしたお祝いの雰囲気が生まれますよ。
家族で囲むお祝いごはん|無理のない献立で十分
お祝いといっても、レストランに行く必要はありませんし、手の込んだごちそうを作らなくても大丈夫。
むしろ、出産直後のママの体調や赤ちゃんのお世話を考えると、自宅でのんびりと過ごすのがいちばん安心です。
お赤飯や煮物といった家庭の味を取り入れても良いですし、パパがテイクアウトやスーパーのお惣菜をきれいに並べるだけでも、十分に“お祝いごはん”になります。
ママに「今日はゆっくりしてね」と伝えるだけでも、あたたかい時間になりますよ。
写真撮影・メッセージ残し|後から宝物になる記録
赤ちゃんが生まれてからの毎日は、気づけばあっという間に過ぎていきます。
だからこそ、お七夜という節目の日に記念写真を撮って、家族で残しておくのがおすすめです。
命名書と赤ちゃんのツーショットや、パパママと一緒に笑顔で写る写真は、数年後に見返したとき、きっと胸がじんわり温かくなります。
また、そのときの気持ちをメモやカードに一言添えて残しておくと、写真だけでは伝えきれない想いまで記録として残すことができます。
シンプル派にも人気|命名+写真だけでも立派なお七夜
体力的にも精神的にも余裕がない時期だからこそ、
「無理をしない」
「完璧を目指さない」
という選択もとても大切です。
命名書を書いて、赤ちゃんと一緒に写真を1枚撮るだけでも、その日が特別な思い出になります。
形式にとらわれず、自分たちにとってちょうどいいかたちで過ごすことが、何よりも家族の記憶に残るんです。
「今日はちょっとした記念日だね」と、笑顔で言い合える一日になれば、それが何よりのお祝いです。
命名書の準備ガイド|市販・手作り・テンプレどれもOK
命名書って、いざ書こうと思っても
「どこで手に入れるの?」
「どうやって書けばいいの?」
と戸惑ってしまいますよね。
ですが最近では、市販の命名用紙も手作りのテンプレートも種類が豊富で、パパやママの好みに合わせて選べるようになっています。
おしゃれで写真映えするデザインから、昔ながらの和風の色紙タイプまで選択肢はたくさんあります。
それに、100円ショップや文具店、ネット通販でも気軽に購入できます。
テンプレートを使えばスマホひとつで簡単に作れる時代ですから、「忙しくて準備ができない…」と焦らなくても大丈夫ですよ。
命名書に書く内容|基本と自由にアレンジできる部分
命名書に必ず書くべきなのは、赤ちゃんの名前。
名前を大きく中央に書くのが一般的で、その左右に
「命名」
「生年月日」
「パパとママの名前」
などを添えることが多いです。
中には祖父母の名前や、命名した人の名前を書くこともありますが、あくまでも家庭のスタイル次第です。
自由にアレンジして「この子らしさ」を表現できるのが、命名書のいいところ。
シンプルでも華やかでも、“うちの子のために作ったもの”という想いが伝わることが何より大切なんです。
手書きのあたたかさ|字の上手さより大切なこと
「字が下手だから…」と書くのをためらう方もいるかもしれませんが、命名書に必要なのは“上手な文字”ではなく“あたたかい気持ち”です。
筆ペンでゆっくり丁寧に書けば、それだけで十分味わいのある命名書になりますし、家族にとっても特別な一枚になるはずです。
何より手書きには、そのときの空気や想いがそのまま残る力があります。
「このときパパが一生懸命書いてくれたんだよ」と、いつか赤ちゃんに話せるような記録にもなりますよ。
パソコンやスマホで簡単に作れるテンプレート活用法
今は無料の命名書テンプレートがネットにたくさん用意されていて、スマホやパソコンで名前を入力するだけで、おしゃれな命名書がすぐに完成する時代です。
フォントの種類を選べたり、和風・北欧風・カラフル・シンプルなど、デザインのバリエーションも豊富。
印刷してフレームに入れるだけでもぐっと雰囲気が出ますし、忙しい育児の合間でも手軽に準備できるのがうれしいですね。
紙やインクにこだわって、オリジナリティを出してみるのも素敵です。
パパが書く?誰が書く?|家庭に合わせた決め方のポイント
昔は「命名書は父親が書くもの」とされていましたが、今は「うちでは誰が書きたいか」で決めるご家庭がほとんどです。
字に自信がないパパも多いですし、書道が得意なママや祖父母にお願いするケースも増えています。
大事なのは、誰が書いたかではなく「この子の名前をみんなで大切にしている」という気持ち。
たとえば、下書きをママがして本番をパパが書くという“合作”でも素敵です。
兄姉がいる場合は、ちょっとした装飾をお願いしても楽しい思い出になりますよ。
お七夜の食事と服装の選び方|ママの体調がいちばん大事
お七夜と聞くと「何を食べたらいいの?」「ちゃんとした服装でやるものなのかな?」と気になる方も多いですよね。
特に出産から間もない時期は、ママも赤ちゃんも体調が不安定なことが多いので、無理をしないことが何より大切です。
格式ばった準備は必要ありませんし、「お祝いらしさ」をほんの少しだけ添える工夫で、十分に温かい時間を過ごすことができます。
ここでは、負担をかけずに楽しめる食事や服装の選び方をご紹介しますね。
お祝い膳に使われる縁起食の意味と無理のない取り入れ方
お七夜の食事としてよく登場するのが、お赤飯や鯛、煮しめ、紅白なますなどの縁起物です。
たとえば鯛は「めでたい」にかけた定番ですし、お赤飯は誕生や成長の節目を祝う日本の伝統的な食べ物ですよね。
ただ、これらは“準備できれば”で十分です。
買ってきたお惣菜でもまったく問題ありませんし、コンビニやデリバリーを活用するのもOKです。
大切なのは「家族でお祝いしよう」という気持ちなので、かたちにとらわれすぎないようにしてくださいね。
外食しなくてOK|自宅でできる“ちょい特別”な食卓
赤ちゃんがまだ生後1週間ほどの時期は、外出も難しく、ママの体調によっては台所に立つのもしんどいことがあります。
そんなときは、自宅でのんびりできる工夫をしてみましょう。
テーブルクロスを変えてみたり、紙皿を使っても少し華やかなデザインを選んでみたり。
いつものごはんでも、お味噌汁に花麩を浮かべたり、お皿を一つ変えるだけでも「特別感」はしっかり演出できます。
ママが無理をしなくて済むように、パパや家族がちょっと手助けしてくれると嬉しいですね。
服装の決まりはある?|赤ちゃんとママを優先した選び方
お七夜の服装に決まったルールはありません。
正装でなくても、リラックスできる服装で過ごすことが一番大事です。
ママは体を締めつけないワンピースや授乳しやすいマタニティウェアなど、今の体調に合った服で十分です。
写真を撮るときに少し明るめのトップスを選んでみるだけでも、華やかな印象になりますよ。
赤ちゃんも普段着でOKですが、レース付きのロンパースや名前入りのスタイなど、ちょっとお祝い気分を感じられるアイテムを取り入れてみても素敵ですね。
リンクコーデや小物で特別感をプラスするアイデア
もし余裕があれば、パパ・ママ・赤ちゃんでさりげなく色やテイストを合わせたリンクコーデにしてみるのもおすすめです。
たとえば、みんなで淡い色合いに揃えてみたり、赤ちゃんのスタイとママのアクセサリーの色を合わせたり。
小物だけでも統一感が出ると、写真を撮ったときにふんわりした一体感が生まれて、とてもあたたかい雰囲気になります。
何より「家族でこの日を祝っている」という気持ちが服装や写真ににじみ出て、それがとてもすてきな記念になりますよ。
産後1週間のママと赤ちゃんにやさしいお七夜のすすめ方
お七夜を迎える生後7日目というのは、家族にとってとても特別でありながら、同時にとても繊細な時期でもあります。
ママは出産という大きな出来事からまだ回復途中で、身体の痛みや寝不足、ホルモンの波に揺さぶられながら赤ちゃんのお世話に向き合っています。
赤ちゃんもまだ外の世界に慣れず、昼夜問わず泣いたり寝たりを繰り返すころ。
そんな時期に「完璧なお七夜をやらなきゃ」と肩に力が入ってしまうと、かえって負担になってしまいます。
お七夜は“形”より“想い”を大切にできれば十分ですし、むしろ無理せずできるやり方こそが家族にとっていちばん温かい記念になります。
「できる範囲でいい」という安心感を大切にする
お七夜には厳密な決まりも格式も必要ありません。
「名前をお披露目する」
「赤ちゃんの誕生を喜ぶ」
という目的さえ叶っていれば、それだけで立派なお祝いになります。
ママの体調がすぐれない日もありますし、赤ちゃんが泣き続けて写真どころじゃない日もありますよね。
そんなときは命名書だけ準備して写真を一枚撮るだけでも十分ですし、写真すら難しいなら翌日に持ち越しても問題ありません。
大切なのは「家族みんなで迎えた最初の節目」を心地よく過ごすことです。
命名書は簡単な方法でOK|テンプレートや印刷を活用
命名書は手書きでゆっくり準備してもいいですし、テンプレートを使ってスマホで作成して印刷するだけでも大丈夫です。
産後の体調は予測がつかないので「今日は無理だな」と思ったら、簡単な方法を選ぶのがおすすめです。
文字を入力して印刷するだけでおしゃれな命名書が完成しますし、紙の質やフレームを変えるだけでぐっと雰囲気もアップします。
負担を最小限にしながら、気持ちはしっかり込められるのが嬉しいですね。
写真撮影は“きれいに撮る”より“今を残す”ことが大切
生後1週間の赤ちゃんは、本当にあっという間に表情が変わります。
機嫌が悪くて泣いていても、眠っていても、どんな表情も“この瞬間だけの姿”です。
きれいに撮ろうと頑張りすぎる必要はなく、むしろ自然体の一枚の方が、数年後に見返したときに胸がぎゅっとなるような思い出になります。
スマホでさっと撮るだけでも十分で、背景に命名書が少し写っていたらそれだけで“お七夜らしさ”が写真に残りますよ。
部屋の飾りつけは最小限でOK|思い出に残る工夫だけ添える
飾りつけはしなくてもいいですし、もし余裕があれば100円ショップの小物を使って“ちょっとだけ特別な空間”を作るのもおすすめです。
ガーランドを一枚貼るだけでも明るい雰囲気になりますし、赤ちゃんのそばに小さな花を飾るだけでも写真が華やかになります。
負担にならず、でも家族の気持ちがふっと高まるような工夫だけ添えてみてくださいね。
ママを気づかうひと言が家族の空気を変える
産後は身体も心もデリケートな時期です。
「お七夜どうする?」ではなく「どんな形ならママが楽かな?」と聞いてあげるだけで、ママの気持ちは驚くほど軽くなります。
赤ちゃんのお世話に加えて行事の準備まで背負い込むと、どうしても無理をしてしまいますから、パパや家族が寄り添ってあげることが大切です。
家族みんなが穏やかであたたかな気持ちで過ごせるように声をかけてあげてくださいね。
家族で楽しむお七夜|写真・メッセージの残し方
お七夜は、特別なことをしなくても“赤ちゃんの誕生を喜ぶ”という気持ちさえあれば、それだけで素敵なお祝いになります。
そしてその想いを、少しだけ「かたち」として残しておくことで、あとから何度も心が温かくなるような、家族にとっての宝物になるんです。
ここでは、記念写真の撮り方やメッセージの残し方など、“未来の自分たち”が笑顔になれるヒントをお伝えしますね。
命名書と一緒に撮る写真が“家族のはじまり”を残してくれる
命名書と赤ちゃんを並べて撮る写真は、お七夜らしさをシンプルに残す定番のスタイルです。
おしゃれに飾らなくても、白い壁に命名書を貼ってその前に赤ちゃんを寝かせるだけで、ぐっと特別感のある一枚になります。
さらに、パパやママが赤ちゃんを優しく抱いて写るカットや、きょうだいがいる場合は一緒に並んだりと、家族の「今」の空気を切り取るように撮るのがおすすめです。
数年後に見返したとき、きっとその瞬間の匂いや温度まで思い出せるような、かけがえのない記録になりますよ。
フォーマルじゃなくていい|日常の中にある“幸せの瞬間”を大切に
写真と聞くと、服を整えてきれいな背景を…と気負ってしまうこともあります。
でも、お七夜の写真は“きちんと感”よりも“素直な感情”が写っていることの方が大切です。
授乳後でちょっと眠そうな顔、寝ぐずりの途中で赤くなったほっぺ、ママのスッピンにパパの寝癖…
そんな日常の延長こそが、この時期のリアルであり、愛おしさの詰まった一瞬なんです。
飾らない自然体の写真が、何年経っても心をほぐしてくれる大事な宝物になりますよ。
SNS投稿も記録のひとつ|言葉を添えることで思い出が深まる
最近では、お七夜の写真をSNSに投稿して記録として残す方も増えています。
「#お七夜」や「#命名書」といったタグをつけておくと、後から簡単に見返すことができて便利です。
同じ時期の他の家族の様子を見て「うちもこれで良かったんだ」と安心することもあります。
投稿の際に「生まれてきてくれてありがとう」や「名前の由来」など、短い言葉を添えることで、その時の気持ちがより深く記憶に残ります。
書いた本人も、数年後に見返して胸がじんわりするような、やさしい記録になりますよ。
アルバムやメモに一言残すだけでも未来の宝物に
スマホの中だけに写真を残しておくのも便利ですが、もし余裕があればプリントしてアルバムに貼ったり、記念ノートに一言添えて残しておくのもおすすめです。
「命名書を書いた日、パパが緊張して手が震えていた」
「この日、赤ちゃんが初めてちょっとだけ笑った気がした」
など、ほんの短いメモでも、未来の自分たちにとってはきっと大切な一行になります。
メッセージはパパママ両方が書いても良いですし、「この子が大きくなったときに読んでもらいたい言葉」を素直に綴るだけでも、思いがしっかり届く記録になります。
パパが活躍できるポイント|家族の絆が深まるお七夜に
お七夜は赤ちゃんとママにとっての大切な節目であると同時に、パパにとっても「家族のスタートラインに立つ」大事な時間なんです。
出産という大仕事を終えたママは、身体も心も回復の途中で、日々の育児にも手一杯。
そんなときに「お祝いの準備まで私が…」と負担が集中してしまうのはとても大変ですよね。
だからこそ、お七夜はパパが活躍する絶好のタイミング。
「自分も家族の一員として、この子の誕生を祝いたい」と思ったら、できることからどんどん動いてみてください。
パパの一歩が、ママの安心にもつながり、家族の絆をグッと深めてくれますよ。
命名書の準備や飾りつけはパパの出番
命名書は手書きでもデジタルでも、パパが率先して準備できるアイテムのひとつです。
用紙を選んで筆を取るのもいいですし、ネットでテンプレートを探してプリントアウトするのも手軽でおすすめ。
完成した命名書を飾る場所を考えたり、飾りをプラスしたりする作業も、ちょっとしたセンスを発揮できるポイントです。
「こういうのどうかな?」と相談しながら作る時間は、ママにとってもほっとできる癒しの時間になりますよ。
ママの好きな食べものを用意して“ねぎらい”を伝える
出産を終えたばかりのママにとって、「ごはんを作らなくていい日」というだけでも心からうれしいもの。
たとえコンビニのお惣菜やスーパーのお寿司でも、パパが選んでテーブルに並べてくれたという気持ちが何よりのごちそうになります。
ママの好物や「今日は甘いものを食べさせてあげたいな」と思って選んだ一品が、ママの心にじんと響くこともありますよ。
「今日だけは俺に任せて」と頼もしく動いてくれるパパの姿に、育児のパートナーとしての信頼感もグッと高まるかもしれません。
記念写真の撮影係もパパにおまかせ
赤ちゃんを抱っこしての写真撮影は、ママにとっては意外と体力を使う作業です。
だからこそ、構図を考えたりシャッターを押したりする役割は、パパにぴったり。
スマホを三脚に立ててタイマーで家族写真を撮ってもいいですし、赤ちゃんの小さな手足をアップで撮るのもおすすめです。
「こんなポーズで撮ってみようか?」と提案することで、自然な笑顔やリラックスした空気が生まれて、思い出に残る写真がたくさん撮れますよ。
“ありがとう”と“おめでとう”を言葉で伝えてみる
恥ずかしくてなかなか口にできない言葉も、この日だけは勇気を出して伝えてみてください。
「無事に生まれてきてくれてありがとう」
「ママ、本当にお疲れさま」
そんな一言があるだけで、ママの心はふっとほどけて、育児への不安や緊張も和らぎます。
赤ちゃんが大きくなったとき、「お七夜の日にね、パパがこんなこと言ってくれたんだよ」と話してあげられるような、あたたかいエピソードにもなります。
言葉にするのが苦手なら、手紙やカードでも十分伝わりますよ。
まとめ|お七夜は“気持ち”を大切にした家族のあたたかい時間に
お七夜は、特別なイベントというよりも、赤ちゃんの誕生を家族みんなで“心から喜ぶ日”なんだと、私は自分の体験からもそう実感しています。
命名書を飾る、写真を撮る、ごはんを囲む。
どれも派手な準備はいらなくて、でもその一つ一つに「ああ、この子がうちに来てくれたんだな」と感じられるような、小さな幸せがぎゅっと詰まっているんですよね。
実際、うちではバタバタの中で「命名書だけでも…」と慌てて準備したのですが、それを見た祖母が涙ぐみながら「いい名前だね」と言ってくれて。
その瞬間だけで「お七夜をやってよかったな」と心から思いました。
特別な演出がなくても、その日のあたたかさは、ちゃんと家族の心に残るものなんです。
産後の心と体はとても揺らぎやすい時期。
だからこそ「ちゃんとやらなきゃ」ではなく「今の自分たちにできることを、できる形で」がいちばん素敵なお七夜のかたちだと思います。
命名の意味を噛みしめながら、ほんの少しだけ写真を撮って、ごはんを食べて、そばにいてくれる人たちと「おめでとう」と言い合う。
そんなやわらかな時間が、家族の心に残る最初の“思い出”になります。
完璧じゃなくていい。
決まりごとに縛られなくていいんです。
うちにとって心地よい祝い方で、赤ちゃんの誕生を喜び合えたなら、それが何よりの“家族のしるし”になるんじゃないかなと、私は思います。




