初節句はいつやる?土日でもOK?仕事と両立できるお祝い方法とは

初節句は、男の子なら5月5日の「端午の節句」、女の子なら3月3日の「桃の節句」にお祝いするのが一般的ですが、必ずしもその日に祝う必要はありません。

近年では、平日に行うのが難しい場合や、仕事・育児の両立を考慮して、土日や祝日に初節句をお祝いするご家庭が増えています。

赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句は、健やかな成長を願う大切なイベント。

でも、「本当に当日にやらないといけないの?」「仕事があるから平日は無理かも…」と不安になる親御さんも多いんですよね。

実は、初節句は赤ちゃんと家族が無理なく楽しく祝えることが一番。

マナーとしても、土日にずらしたからといって失礼にあたることはなく、今の時代に合ったスタイルとしてむしろ歓迎されています。

親戚との予定を調整しやすくなったり、準備に余裕が持てたりと、土日開催にはたくさんのメリットがあるんです。

この記事では、「初節句はいつやるべき?」「土日にやってもいいの?」という疑問に対して、実際の事例やポイントを交えながら、現代に合ったお祝いの方法をわかりやすくご紹介していきます。

初節句はいつやるのが一般的?

男の子は5月5日・女の子は3月3日が本来の節句

初節句は、男の子は5月5日の「端午の節句」、女の子は3月3日の「桃の節句」にお祝いするのが一般的とされています。

これらの節句は季節の節目を祝う日本の伝統行事のひとつであり、赤ちゃんの健やかな成長と幸せを願う大切な機会です。

そのため、この日に合わせて家族でお祝いの準備を進めるご家庭もたくさんあります。

特に初めての子どもの節句となると、祖父母や親族を招いてにぎやかに祝いたいと考える方も多いでしょう。

ただし、必ずしもこの日に祝わなければならないという決まりはありません。

たとえば、赤ちゃんの誕生日が節句に近くて準備が間に合わない場合や、体調が安定していないときなどは、日程をずらして落ち着いてからお祝いするのもよくあることです。

家庭によっては、節句当日にこだわらず、家族みんなが集まりやすい土日や連休に合わせて行う場合もあります。

大切なのは「いつやるか」よりも、「どうやって赤ちゃんを祝うか」という気持ちです。

生後間もない場合は翌年に延期するケースも

赤ちゃんが節句の日にまだ生後間もない場合や、ママの産後の回復が優先される時期なら、無理せず翌年に初節句を延期する家庭もたくさんあります。

特に、生後1~2ヶ月で迎える節句は、赤ちゃん自身もまだ生活リズムが整っていなかったり、外出や来客への対応が難しかったりするため、家族全体にとっても大きな負担になってしまうことがあります。

そのため、あえて翌年に延期することで、赤ちゃんがある程度成長してから、ゆったりとお祝いできるメリットがあります。

写真を撮るにも、記念の品を残すにも、赤ちゃんが笑顔を見せられる時期に行った方が、家族としても満足感が高まることが多いんですね。

また、初節句は“初めての節句”という意味ではあるものの、絶対に「生まれて最初の節句の日」に行わなければならないという決まりはありません。

「初めて祝う節句」が初節句なので、赤ちゃんや家族の体調、生活リズムを考えて、無理のないタイミングを選ぶことが大切です。

親戚や祖父母にもその意図をしっかり伝えれば、きっと理解してもらえるはずですよ。

祖父母との相談も日取り決定の重要ポイント

初節句には、祖父母を招いて一緒にお祝いするご家庭も多いですよね。

特に初孫であれば、祖父母もこの日を心待ちにしていることが多く、思い出に残るイベントとして張り切って準備してくれることもあります。

なので、日程を決めるときは事前に祖父母とも相談しておくとスムーズです。

それぞれの仕事の都合や、遠方からの移動の有無などもふまえて、なるべくみんなが集まりやすい日を選ぶようにしましょう。

とくに、土日や連休、ゴールデンウィークなどのタイミングは人気なので、早めにスケジュールを確認しておくのがおすすめです。

お祝いの場が、赤ちゃんにとっても家族にとっても心に残る楽しい一日になりますように。

土日に初節句をやってもいいの?

平日にこだわらなくてもOK!土日開催も増えている

「節句当日が平日だけど、仕事もあるしどうしよう…」と悩む方もいるかもしれません。

でも大丈夫です。

最近では、平日にこだわらず、前後の土日で初節句を祝う家庭がどんどん増えてきています。

実際に、共働き世帯や遠方の親族がいる場合、平日に集まるのが難しいことも多いため、土日の方がみんなの予定を合わせやすいというメリットがあります。

また、赤ちゃんの生活リズムや体調を考えても、週末の方がパパママにとっても余裕があり、落ち着いた気持ちでお祝いしやすいですよね。

保育園や幼稚園に通うきょうだいがいるご家庭なら、上の子も一緒にお祝いに参加しやすくなります。

そういった理由から、今では土日開催がむしろ現代的で実用的な選択肢として広く受け入れられています。

仕事や育児の都合を優先するのが今どきの主流

共働き家庭や、上の子がいるご家庭などは、毎日が本当に慌ただしいもの。

朝から晩まで仕事や育児に追われるなか、平日に無理にお祝いの予定を入れるのは、かなり大変なことですよね。

最近では、無理せず土日や祝日にゆっくりとお祝いするスタイルが、自然と定着しつつあります。

たとえば、土曜日に家族で写真スタジオに行って記念撮影をし、日曜日に祖父母を招いてお祝い膳を囲むというように、2日に分けて無理なくスケジュールを立てる家庭も増えてきています。

赤ちゃんにとっても、急な来客や長時間のイベントよりも、こまめに分けて祝う方が負担が少なくてすみますよ。

家庭の都合を大切にしながら、柔軟にお祝いのスタイルを選べるのが、今の時代ならではの魅力だといえるでしょう。

マナーとして大切なのは「気持ち」や「準備の丁寧さ」

日付そのものよりも大切なのは「お祝いする気持ち」や「準備の丁寧さ」です。

赤ちゃんの健やかな成長を願うという本来の意味を大事にすれば、多少日付がずれても問題ありません。

大切なのは、赤ちゃんにとっても家族にとっても、素敵な思い出になることですよ。

土日にお祝いするときの注意点

日付をずらす場合は事前に親族に説明を

もし節句当日以外の日にお祝いをする場合は、なるべく早めに祖父母や親戚へ「○日に初節句のお祝いを予定しています」と伝えておくのがポイントです。

急に連絡してしまうと驚かせてしまったり、節句の本来の日にこだわる親族がいるかもしれません。

そうしたズレに不満を感じさせないように、日付をずらす理由や家族の事情もあわせて丁寧に説明しておくと、理解を得やすくなります。

とくに、祖父母が遠方から来られる場合や仕事の調整が必要な場合は、交通やスケジュール面でも配慮が欠かせません。

みんなが気持ちよく参加できるよう、思いやりのあるコミュニケーションを心がけてみてくださいね。

当日の食事や会場準備を事前にしっかり整えて

初節句は特別なイベントだからこそ、当日は赤ちゃんのお世話に加え、お祝いの準備でもバタバタしてしまいがちです。

土日開催の場合でも、できることはなるべく事前に準備しておくと、当日の負担をぐっと減らせます。

たとえば、部屋の飾りつけは前日までに済ませておくと安心ですし、お祝い膳も市販のお祝い料理セットやケータリングを利用すると調理の手間を減らせます。

赤ちゃんを抱っこしながらの準備は大変なので、夫婦で役割分担したり、祖父母に少し手伝ってもらうのもおすすめです。

さらに、記念撮影についても余裕を持ってスケジュールに組み込んでおくと、赤ちゃんの機嫌が良いタイミングで撮ることができて、より素敵な写真が残せますよ。

写真撮影や記念品は節句の日に合わせなくてもOK

最近では、節句の日にこだわらず、別の日に「初節句フォト」を撮影する家庭が増えています。

赤ちゃんの体調や機嫌に合わせて、ベストなタイミングで撮影することで、より自然な笑顔を写真に残すことができるからです。

また、天候や混雑状況によっても撮影環境は左右されるので、柔軟に日程を決められる方が安心です。

記念品についても、「節句当日に渡さなきゃ」と気負わず、相手の予定や気持ちに寄り添ったタイミングで渡すといいでしょう。

手渡しできない場合は、配送サービスなどを活用してもOKです。

このように、初節句のお祝いは“当日”にすべてを詰め込む必要はありません。

赤ちゃんと家族みんなが笑顔で過ごせるよう、余裕のあるスケジュールでゆったりとした気持ちで準備してみてくださいね。

家庭の都合に合わせた柔軟な祝い方を

「初節句フォト」だけ別日にする方法も人気

お祝い当日は家族だけでゆっくりと過ごし、写真撮影だけは別の日に改めてスタジオで行うというスタイルが、今とても人気を集めています。

赤ちゃんの生活リズムに合わせて、機嫌が良さそうな日に撮影日をずらすことで、ぐずって泣いてしまうリスクも少なくなります。

また、スタジオでは衣装のレンタルやヘアメイクがついたプランも多く、家族全員で記念に残る写真を撮ることができるのも魅力です。

スタジオ撮影が難しい場合は、自宅や近所の公園などでカメラマンを呼んでのロケーション撮影もおすすめですよ。

柔軟な日程調整ができる分、赤ちゃんやご家族の都合に合わせた最高の瞬間を切り取ることができます。

外食・宅配・自宅祝い…形式にとらわれず楽しもう

必ずしも自宅で手料理のごちそうを準備しなくても、最近ではさまざまな選択肢が充実しています。

例えば、赤ちゃん連れでも入りやすいお店での外食や、お祝い膳専門の宅配サービスを利用するご家庭も増えています。

特に宅配サービスでは、見た目も華やかで写真映えするメニューが揃っているので、手軽なのに満足度の高いお祝いができます。

また、自宅での開催でも、飾りつけをシンプルにしておいてリラックスした雰囲気の中で家族だけでお祝いするというスタイルも好まれています。

食事も手作りにこだわらず、スーパーやデパ地下のお惣菜を取り入れるなど、無理なく準備ができる方法を選ぶと、当日を楽しく過ごしやすくなりますよ。

無理せず楽しく!赤ちゃんと家族の笑顔が一番大切

初節句は赤ちゃんにとっても家族にとっても特別なイベント。

でも、気合いを入れすぎてパパやママが疲れ切ってしまっては、せっかくのお祝いが台無しになってしまいます。

赤ちゃんが主役の1日だからこそ、無理をせず、家族みんなが心から楽しめる形を大事にしたいですね。

たとえば、予定通りに進まなかったとしても、それも思い出のひとつ。

完璧にやろうとせず、「できる範囲で、できることを」という気持ちで向き合うのが、今の時代の初節句らしいスタイルです。

赤ちゃんの笑顔や、家族の笑い声がたくさん残るような一日にすることが、何よりも素敵なお祝いになりますよ。

まとめ

初節句のお祝いは、家庭ごとのスタイルで大丈夫です。

昔ながらのやり方にこだわらなくても、赤ちゃんとご家族が心地よく過ごせる方法を選ぶことが一番大切なんです。

たとえば、お祝いの日を土日にずらすのもまったく問題ありませんし、写真だけ先に撮って、食事会は別日にするなど、自由な形で祝うご家庭も増えています。

赤ちゃんの成長は家庭にとって何よりの喜び。

だからこそ、その節目を無理なく、家族のペースでお祝いできるのが理想です。

ご両親や祖父母、きょうだいたちとの温かな時間を通じて、大切な思い出がたくさん残るようなお祝いができたら、それが一番の成功ですよね。

初節句は一生に一度の特別な機会。

忙しい毎日のなかでも、家族みんなの気持ちがつながる瞬間を大切にして、楽しく、笑顔で、そしてあたたかい気持ちになれる一日になりますように。