お宮参りの準備を進めていると、意外と悩むのが「初穂料(御祈祷料)」です。
私も初めてのときは、「いくらくらいが普通なんだろう…」「のし袋ってどう書けばいいの?」と不安でいっぱいでした。
なので、誰に聞けばいいのかも分からず、夜な夜な検索していました。
神社で恥ずかしい思いをしたくなくて、ネットで調べたり、先輩ママや親戚の経験談を聞いたり、ときには神社に直接電話して確認したこともありました。
そのたびに新しい発見があり、なんだか安心できたのを覚えています。
この記事では、同じように悩んでいる方が少しでも気持ちよくお宮参りを迎えられるように、初穂料の意味から金額の目安、のし袋の選び方や書き方まで、実体験を交えながらできるだけわかりやすくお伝えしていきますね。
お宮参りの初穂料とは?意味や由来を知ろう
そもそも初穂料とは?
初穂料とは「赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に感謝して、これからの健康を願う気持ちを込めてお納めするお金」のことなんです。
私も神社で「気持ちで大丈夫ですよ」と言われたときに、形式ばったものではなく、家族の想いを表すものなんだなとホッとしたのを覚えています。
さらに、神社の方が「神様へのご挨拶の気持ちが何より大事です」と言ってくれたのが印象的で、お金の多い少ないにとらわれすぎる必要はないんだと気づきました。
お金というより「お礼の心」を表す大切な習わしなんですね。
神社の厳かな雰囲気のなかで、このお金に込められた意味を改めて考えると、家族の絆を感じる時間にもなります。
なぜお宮参りで初穂料を納めるの?
昔は収穫した初めての稲穂を神様にお供えしていたそうで、それが「初穂」の由来です。
今では赤ちゃんの誕生という「家族の恵み」を神様に感謝する意味で初穂料を納めるようになりました。
こういう背景を知ると、ただの儀式ではなくて、気持ちが引き締まる感じがしますよね。
私も由来を知ったことで「家族の歴史の一部なんだな」と感じられ、ただの習慣ではなく、誇りを持ってお参りできるようになりました。
神社の境内で家族みんなで手を合わせるとき、自然と胸がいっぱいになる、そんな体験ができるのがこの風習の良さだと思います。
お宮参りの初穂料の金額相場は?
赤ちゃんの性別や地域による違いはある?
「男の子のほうが多く…」なんて昔話も耳にしましたが、今はほとんど差がありません。
私の周りでも、男女ともに同じ金額を包んでいましたし、実際に神社の方にも確認したら「差はないですよ」と言われました。
相場は大体5,000円~10,000円くらいですが、地域によっては「うちは昔から7,000円」と決めているお家もあります。
なので、祖父母や親戚に相談してみると昔ながらのしきたりも知れて面白いですよ。
親世代がどうしていたか聞いてみると、地域ならではの話が聞けて思い出話にも花が咲きました。
有名神社と地元神社で相場は変わる?
私が地元の神社でお願いしたときは5,000円でしたが、友人が都内の有名な神社でお願いしたときは1万円でした。
有名なところは少し高めな傾向があり、混雑していて時間もかかるそうです。
地元の神社はアットホームな雰囲気で、金額も無理がなく気軽に相談できたのが良かったですね。
公式サイトや電話で問い合わせると「◯◯円以上が目安です」と教えてくれることが多いので、前もって確認すると当日安心ですし、準備の目安にもなりますよ。
初穂料の金額で迷ったらどうする?
私も最後まで悩みましたが、神主さんが「無理のない範囲でいいですよ」と言ってくださって本当に気が楽になりました。
どうしても決められなかったので、夫と相談して7,000円にしました。
周りのママ友も聞くと「5,000円にしたよ」「うちは10,000円だった」と色々でしたが、どれも神社の方は快く受け取ってくださったそうです。
迷ったら5,000~1万円の間で無理のない額にすればいいと思います。
何より大事なのは「無事に生まれてありがとう」という気持ちですから、その気持ちを込めて選んでみてくださいね。
初穂料ののし袋(熨斗袋)の選び方
どんな種類ののし袋を選ぶのが正解?
私は紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を選びました。
蝶結びは「何度あってもいいお祝い」という意味があるので、出産やお宮参りにピッタリです。
間違えて結びきりを選んでしまう人もたまにいて、それはお葬式や結婚式向けなので注意が必要です。
私も文房具屋さんで「これで大丈夫ですか?」と店員さんに確認して購入しましたが、種類がいろいろ並んでいて最初は本当に迷いました。
色味や柄にもバリエーションがあり、シンプルなものから可愛いデザインまで選べるので、赤ちゃんのイメージに合わせるのも楽しいですよ。
気持ちが伝われば、多少デザインが違っていても問題ないので安心してくださいね。
水引や表書きのマナーもチェック
表書きは「御初穂料」か「御祈祷料」と書きます。
どちらでも大丈夫ですが、神社によっては「御初穂料でお願いします」と案内している場合もあるので確認してみると安心です。
筆ペンで書くと見栄えがいいですし、練習してから書くと気持ちも引き締まります。
私も何度か練習してから書いたので、上手に書けたときはちょっと嬉しかったです。
名前は下段にフルネームで書くのが基本で、家族連名の場合は並べて書いてOKです。
気持ちを込めて丁寧に書くと、準備している時間すら大事な思い出になりますよ。
のし袋の書き方と包み方の手順
表書きの書き方(御初穂料・御祈祷料の違い)
意味はどちらも同じですが、私は「御初穂料」と書きました。
字に自信がなかったので、何度も紙に練習してから書いたんですけど、思いのほかうまく書けて、ちょっと嬉しかったです。
筆ペンや筆サインペンで書くと雰囲気が出ますし、神社の方にも「きれいですね」と褒めてもらえてさらにうれしかったのを覚えています。
濃い黒のインクを使うと引き締まった印象になりますし、名前は家族全員の気持ちを込めてフルネームで丁寧に書くと気持ちが伝わりますよ。
中袋の金額や名前の書き方
中袋には表側に「金●●円」と金額、裏に住所と名前を書きます。
正式には漢数字で「金壱萬円也」と書くのが理想ですが、私も最初は不安で数字で書いちゃいました。
後で神社の方に聞いたら「どちらでも構いませんよ」と笑顔で言ってもらえて安心しました。
裏側にきちんと住所や名前を書いておくと、万が一袋が外れても誰からか分かるので安心です。
そして、書いている時間も家族への想いを感じられる貴重な時間になりました。
新札を用意するのが基本
新札は「新しいスタートを祝う」という意味もあります。
私は直前に銀行で両替しておきましたが、できれば数日前から準備しておくと余裕が持てます。
新札のピンとした手触りに触れると、自分の気持ちも引き締まるような感じがして、特別な儀式なんだなと実感できます。
封筒に入れてからも、お札が折れたりしないように気をつけながら持参すると安心ですよ。
神社への渡し方やタイミングも覚えておこう
受付での流れと声のかけ方
当日は受付で「お宮参りの御祈祷をお願いします」と伝え、のし袋を渡します。
私はとても緊張していて言葉が詰まりそうになりましたが、神社の方がにこやかに「こちらでお待ちくださいね」と声をかけてくださり、安心して待つことができました。
受付では記帳用のノートに名前を書いたり、赤ちゃんの名前や生年月日を伝えたりする場合もあります。
こうして丁寧に案内してもらえると、初めてでも安心ですし、心の準備が整っていく感じがしました。
御祈祷後の返礼品(お守り・お札)について
御祈祷が終わると、お守りやお札、米や紅白餅、育児御守やおもちゃの鈴などをいただくこともあります。
私も袋いっぱいの縁起物をいただき、なんだかとても温かい気持ちになり、思わず「ありがとうございます」と深く頭を下げました。
これも初穂料のお礼だと思うと嬉しいですし、いただいたお守りを抱きしめながら「大事に育てようね」と赤ちゃんに話しかけたのを覚えています。
家に帰ってからも、家族でお札や縁起物を一つずつ見ながら話題が広がり、幸せな気持ちでいっぱいになれました。
まとめ:金額よりも気持ちを込めてお参りしよう
初穂料は、神様への感謝の気持ちをカタチにしたものです。
私も当日はドキドキしながら受付に立ち、順番を待っている間も心臓がバクバクしていたのを覚えています。
無事に終わったときは「やってよかった!」という達成感と、家族への想いで胸がいっぱいになり、思わず涙がにじみました。
赤ちゃんを抱きながら家族写真を撮るときには、みんな笑顔でとても幸せな気持ちになりました。
金額で悩みすぎず、赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちを大切にして、お参りしてみてくださいね。
きっと、家族の絆が深まる素敵な思い出になりますよ。